マミー

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 DVD

韓国に行ったとき，大韓航空機の中で映画「ハムナプトラ3」を観た。映画としての評価は高くないだろう，この若干おちゃらけた似非「インディー・ジョーンズ」のシリーズが大好きで，第1～2作とも，何回も観てしまっている。最後は絶対に禍根を残さないハッピー・エンドだし，気楽に笑って観られるところがいい。スケールの大きなCGも，観てて気持ちがいい。しかし，こうやって第3作まで作られているということは，結構人気があるんだろうね。

映画館で映画を観るのが嫌いなので，この最新作を観るのはこれが初めて。でも，羽田-ソウルは飛行時間が短い上に，食事が出るので，落ち着いて最後までは観られない。それでも昔と違って，個人の席で早送りとかが出来るので，一部飛ばしつつ何とか結末までは観ることが出来た。前作同様，なかなか楽しめる作品である。それはともかく，残念だったのは，前作までのヒロイン，レイチェル・ワイズが出ていなかったこと。「インディー・ジョーンズ」と違って，ストーリーも一応繋がっているので，メインの登場人物はいつも同じ。それがまたいいところなのだが，どうなっちゃったの? 再婚でもしたのか? でも，"エヴリン"って言ってるしなぁ。と思って調べてみたら，やっぱり，レイチェル・ワイズからマリア・ベロにキャストが変更になったのだそうだ。レイチェル・ワイズ，ちょっと若い頃の高木美保(「華の嵐」以来のファン)に似てて，可愛くて好きだったのに。彼女がもう出ないとなると，ポイント下がるなぁ。

因みに，本人は出る気満々だったらしいのだけど，映画「ダート・ミュージック」の出演が先に決まっていて，撮影スケジュールが合わなかったそうだ。へぇー，そんなに売れっ子の女優さん? と思ったら，年に1～2本は映画に出演しているのね。「ナイロビの蜂」とか「エラゴン」とか。タイトルは知ってるけど，観たことないや。この分だと第4作もあるのかも知れないけど，スケジュール次第では復活ってこともあるんだろうか。

レイチェル・ワイズは残念だったけど，魔女の娘(リン)役の中国の女の子がなかなか可愛かった。イザベラ・リョンというらしい。元は歌手なのね。日本でCDは出てないみたいだけど。

ところで，「ハムナプトラ」の原題は"The Mummy"，つまり「ミイラ」である。日本語タイトルの「ハムナプトラ」は，第1作の舞台となる古代都市の名前。第2作以降の舞台はまったく違うので，タイトルと中身がまったく関係ないことになる。第2作はエジプトが舞台だからまだしも，第3作は中国だしねぇ。いまさら変えるわけにもいかないのだろう。まさかシリーズものになるとは予想もしてなかったのかも知れない。まぁ，いまどき「ミイラ」なんてタイトルじゃ，客を呼べないとは思うけどね。