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ESXiのインストール [ソフトウェア/PC関係]

NEC Express5800/S70 type SD
税送料込み14700円で160GB HDD付

NEC Express5800/S70 Type SD(長いなー。以下S70SDと略)にVMwareのESXiを導入する話。

ESXiは近頃はやりの仮想環境を構築するソフトウェアである。VMware Serverとか,MSのVirtualPCとか,SunのVirtualBoxとか,Xenとか,そういったところの一種だ。ひとつ大きな違いは,VMware Serverとかが,WindowsやLinuxといったインストール済みのホストOS上で動作するのと異なり,単体でインストール/動作できるという点。厳密には,自前でLinuxベースの小さなOSを持っている(らしい)わけだが,それでも,余分なものを含んでいない分,オーバーヘッドが極めて小さい。WindowsがホストOSだったりすると,それだけでそれなりのCPUパワーやメモリを食ってしまうしね。特にS70SDに標準搭載されているCPUはCeleron 440で,仮想環境用としては非力なので,ESXiが有効だと思われる。自前のOSを持っているお陰で,ホストOSを別途インストールする手間もいらない。さらには,USBメモリにインストール・イメージをコピーすることで,インストール作業すら必要なく使えるらしい。これは有難い,ということで早速試してみた。

USBメモリは1GB以上のものが必要。手頃なものがなかったので,以前W-ZERO3で使っていたMiniSDをUSBカード・リーダーに差して流用することにした。インストール・イメージは,ESXiのインストール用CDイメージ(ISOファイル)から取り出す。ISOファイルは,Daemon Toolsのような仮想CD/DVDツールにマウントしてもよいが,Windowsで作業するなら,IZArcというユーティリティを使うと便利。IZArcでISOファイルを開いてINSTALL.TGZを取り出し,それをまたIZArcで開く。/usr/lib/vmware/installerに"VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_3-123629.i386.dd.bz2"があるので取り出し,それをまたまたIZArcで開く。"VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_3-123629.i386.dd"が目的のUSBメモリ用インストール・イメージである。

これをファイルとしてUSBメモリにコピーしてもダメで,linuxのddコマンドのようなもので,管理領域も含めて書き込む必要がある。Windows環境では,dd for Windowsというフリー・ソフトが使える。ただし,書き込み先ディスクの指定を間違えると,既存のHDDの中身が吹っ飛ぶので要注意。ZIPに含まれているdd.exeを,dd-removable.exeにrenameすると,USBメモリのようなリムーバブル・メディアにしか書き込めなくなるそうなので,用心のためにそうしておいた方がよいだろう。下が実行例(改行は入れず1行で入力)。ofへの指定は環境によって異なるので,"dd-removable --list"で確認する必要がある。お約束だが,失敗してディスクやメディアを壊しても責任は持てないので,自己責任で。

C:\> dd-removable rawwrite dd for windows version 0.5. Written by John Newbigin This program is covered by the GPL. See copying.txt for details NT Block Device Objects \\?\Device\Harddisk1\Partition0 link to \\?\Device\Harddisk1\DR5 Removable media other than floppy. Block size = 512 size is 2007498752 bytes C:\> dd-removable if=VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_3-123629.i386.dd of=\\?\Device\Harddisk1\Partition0 bs=1M --size --progress rawwrite dd for windows version 0.5. Written by John Newbigin This program is covered by the GPL. See copying.txt for details 786,432,000 750+0 records in 750+0 records out

書き込みに成功したら,S70SDに差して起動すればよいのだが,そのためには,S70SDのBIOS設定の[Advanced]-[Advanced Chipset Setup]で,"USB Storage Device Support"をEnableにしておく必要がある。再起動後しばらくして,上半分がグレー,下半分が黄色の画面が表示されれば,USBメモリからの起動はOKである。但し,SDカードでも,カード・リーダーによってはうまくいかないケースもあるようなので,駄目な場合は手持ちを何種類か試してみるとよいだろう。私の所では,imationのFlashGoではOKだったが,わざわざ買ってきた変換名人の小さいリーダー(TFUSB2)ではNGだった。SD-CFアダプタ経由で,古いCFリーダーでもOKだったのになぁ。すごく遅いけど。

ESXiは基本的にリモート・マシンから設定・利用をすることになるので,ネットワーク接続は必須。正常にに起動されると,DHCP環境ならマシンに割り振られたIPアドレスが表示されるはず...なのだが,私の場合は「0.0.0.0」が表示されてしまった。もしやS70SDのLANチップに対応していない? 確かIntel PRO/1000だったはずなのに...と思って調べてみたら,Intel PRO/1000 PLというチップで,対応するLinuxのドライバはe1000ではなくe1000e。e1000ならデフォルトでいけるはずだが,e1000eはだめみたい。さらに調べてみると,ESX用ののe1000eドライバもあるみたいだが,最新のESX 3.5 update3では不具合があって,現時点では利用できないようだ。仕方ないので,倉庫からIntel PRO/100のPCI Ethernet Cardを引っ張り出して来た。100Mbpsになってしまうけど,まぁ当面はそう困らないだろう。LANケーブルを差し替えて起動すると,こんどはちゃんとIPが割り当てられた。一件落着。サーバーなので,接続確認ができたからstatic IPに変更。設定は,F2キーを押して,サーバー設定画面から行える。

サーバーのコンソールに書かれている通り,ブラウザでサーバーのIPにアクセスすると,リモート・コンソール(VMware Infrastructure Client)がダウンロードできるようになっているので,これをクライアント・マシンにインストールする。リモート・コンソールを立ち上げて,サーバーのIPアドレスと,"User name"に"root","Password"は空欄で,無事接続できるはず。

ESXiはあくまで仮想環境なので,ゲストOSをインストールしないことには何もできない。その辺の話はまた後日。


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コメント 3

NO NAME

自分もS70SDにESXiインストールしたら、IPが割り振られずに困っていました。ドライバが対応してなかったんですね・・・・
助かりました

最新版のupdate3以外だとできそうなので、そっちで挑戦してみます。
by NO NAME (2009-01-04 18:07) 

Dr.Ballon

ESXi Update3に対応したe1000eドライバが最近現れたようです。

http://www.vm-help.com/esx/esx3i/customize_oem_tgz.php
by Dr.Ballon (2009-01-18 00:28) 

Hiro

情報有難うございます。
実は,今ちょうど同じサイトを発見して,試してみたところでした。結論から言うと,リンク先のファイルの中に入っているe1000e.oは,Update2のCDに入っているのと同じものです。

Device IDが違うので,変更して試したのですが,ドライバの初期化ルーチンでエラーになってしまいます。0.4.1.7は,S70SDのNICをサポートしてるはずなので,ESXi用にカスタマイズした部分か,ESXiのカーネルと相性が悪いのかも知れません。
by Hiro (2009-01-19 02:41) 

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