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スピリタス [酒]

スピリタス 96度 500ml 1本
アルコール度数96度のポーランドのウォッカ,「スピリタス」。

近所のスーパーで,Spirytus(スピリタス)という酒を買って来た。

これは,ポーランドのウォッカで,アルコール度数が96度という代物。飲料用の蒸溜という製法では,これが限界に近い高さらしい。当然火をつければ燃えるので,裏には火気厳禁の注意書きがしてある。

今まで飲んだ中で,最も度数の高いのは,151プルーフと書かれたラムで,75.5度。少しだけそのまま飲んでみたことがあるのだが,鼻へのアルコールの刺激が強いのと,液体に触れた唇や舌が痛いような感じがしたので,それ以降は割って飲むようにしている。75.5度でそれだったのだから,96度ともなると,ちょっと怖い感じすらする。

では,何故こんな酒を買ってきたかというと,怖いもの見たさ...という訳ではなくて,以前Webで見つけたとある記事の内容を実験するため。それによれば,最近流行しているノンアルコール・ビールに,アルコールを添加すると美味くなるのだそうだ。ノンアルコール・ビールは,最近各社しのぎを削って商品開発に取り組んでいるようだが,あくまでもノンアルコールなので,甘みが強かったり,味にコクがなかったりで,なかなか満足できるものがないのが実情。それにアルコールを添加して,美味しく頂いてしまおう,という逆転の発想が面白い。とはいえ,純粋な飲用アルコールなんて売ってないので,96度のスピリタスで代用しようというのである。ウォッカなので,色も余分な味付けもされておらず,充分添加アルコールとして機能するようだ。

で,早速試してみた。う~ん,確かに足りなかったコクが補われるようではあるのだが...正直それほど美味いものではないかも。量が少ないと味の変化がよくわからないし,多めに入れると,ノンアルコール・ビールの甘みと相まって,ちょっとカクテルっぽいテイストになってしまう。地ビールともまた違う味わい。まぁ,好みの問題なのかも知れないが。

最近の商品の改良で,ノンアルコール・ビールの味自体が変化してるせいもあるのだろうか。例の,アサヒの麦汁を使わないやつとかね。まだ,冷蔵庫に2本,ノンアルコール・ビールが残っているのだが,アルコール添加して飲むかどうかは微妙なところ。

さて,たっぷり残ってしまったスピリタスをどうしようか。因みにポーランドでは,これを消毒用アルコールの代わりに使ったり,果物を浸け込んだりするのに使って,普通はほとんど飲用にはしないようだ。まぁ別にそのまま飲まなきゃいけないわけでもないので,カクテルなんかに使ったり,割って飲んだりすれば良いのだけど。

せっかくなので,試しにほんの少しだけ舐めてみたのだが,液に触れたところがフワッと温かくなって,すっと蒸発してしまうような不思議な感覚。味も悪くない。意外と飲めるかも :-)


アサヒの英断?! [酒]

アサヒ ドライゼロ ノンアルコール アルコール 350ml×24本
アサヒの新しいノンアルコール・ビール,「ドライゼロ」。Amazonって,酒も扱ってるのね。

アサヒ・ビールから,新しいノンアルコール・ビール,「ドライゼロ」が発売されるそうだ。発売日は2/21。

昨日,多分テレ東のWBSか何かで,開発者のインタビュー等を見たのだが,敢えて麦汁を使わないことで,よりビールに近い味わいを実現したらしい。本当かな。ちょっと期待してしまう。

最近,車で出掛けることが多いので,ノンアルコール・ビールにはよくお世話になる。そもそも,アルコール飲料を除くと,食事の時に一緒に飲む飲み物って,適当なものがないんだよね。ジュースは甘過ぎるし,せいぜいお茶くらい。でも,お茶ではちょっと物足りないのだ。口直しにはなるけど,料理の味をより引き立てる役割を果たすものではない。そういう意味では,やはりビールは秀逸。日本酒やワインほどアルコール度数も高くないし,味も強くないので,一杯目としては気楽に飲める。「取り敢えずビール」になってしまうのは,自然なことなのかもしれない。

しかし,車を運転する以上,普通のビールは飲めない。そこで,ノンアルコール・ビールに一縷の望みを託す訳だが,これが一様に不味い。甘みが強くてちょっと癖があり,酸味を感じるものも多い。ビール工場で,発酵前のものを飲ませてもらった時の感じに似ている。それでも,他に選択肢がないので仕方がない。以前に比べると,ノンアルコール・ビールを置いている店が増えているのは,まぁ有難いことである。

そもそも,ビールは麦汁を発酵させて,糖分がアルコールに分解されることで作られる。だから,普通のビールにはさほど甘みが残らない。しかし,ノンアルコールでは発酵させないので,麦汁の糖分がそのまま残るため,甘過ぎになってしまうのだ。それでも,ビールは麦汁から作るものという固定観念があるせいで,各社似たように不味いノンアルコール・ビールになってしまっていた訳である。

そういう意味で,麦汁を使わないというアサヒのやり方は,禁断の発想とも言えるが,ノンアルコール・ビールは所詮代用品。味が似ていてなんぼのものである。それで本当にビールに近い味になって,そこそこ美味くなったなら,結果的には大英断だ。勿論,実際に飲んでみないと判断できないけど。

アサヒの「スーパー・ドライ」は,ビールの味がしなくて大嫌いなんだけどね。本物に拘らない会社ならでは,というところだろうか。


寒い夜のお供にホット・ラム [酒]

17時迄のオーダー本州翌日お届けキャプテンモルガン スパイスト・ラム 750ml 35度【あす楽対応_関東】【楽ギフ_包装】【YDKG-t】円高還元 プレゼント ギフト おススメ品 お歳暮 クリスマス
キャプテン・モルガンの「スパイスト・ラム」。お酒の河内屋の996円が,今のところ楽天の最安っぽい。
業務用 クローブホール【原型】【1Kg】【スパイス】 【香辛料】 【 ハーブ】
クローブというのはこんなやつ。リンク先のは1kgもあるので要注意。毎日使っても,10年以上持ちそう...。

最近めっきり寒くなってきた。去年は確か12月まで半袖シャツで通勤してたはずだけど,今年はもう2週間くらい前から長袖。ほぼ1年中つけっぱなしのデスク・サイドの扇風機も,時々止めるようになった。そんなことから推察するに,きっと去年より寒いのだろう。まぁ,もう来週から師走なのではあるが。

家の中も朝晩かなり冷え込むので,遂に電気ストーブ...じゃなかった,ハロゲン・ヒーターをつけてしまった。しかしストーブ系は,シーズン最初に使う時は臭いんだよねぇ。細かい塵とか埃とかが焦げるんだろうけど。換気をしないと死にそうなので,寒くてつけたのに,結局窓を開ける羽目になって,さらに寒いという...。

そんな私の,最近の夜のお供は,「ホット・ラム」。「蔵 純粋」のお湯割りは,気分的にちょっと合わない,という時に,何がよいか探していたところ,見つけたのがこちらのページ。クックパッドって,お酒のレシピも載ってるのね。「ホット・ラム」って,単にお湯で割るだけでもよいのだろうけど,このレシピでは,レモンを少し絞って,クローブを1粒入れている。ちょっとおしゃれな感じ。で,しかも,写真に載っているラムのボトルに見覚えがあると思ったら,1~2回呑んだだけでしまい込んであった,「キャプテン・モルガンのスパイスト・ラム」ではないか。バニラみたいな甘い香りが特徴的な琥珀色のラムだ。ただ,私の場合,混ぜ物をする時はバカルディのホワイト・ラムで,ロックの時はロン・サカパの23年ものがお気に入りなので,出番がなかったのである。しかし,言われてみればこのラム,ホットにするといかにもよさげだ。

ということで,早速...と思ったのだが,家にはクローブなんて常備していない。せっかくならレシピ通り,ということで,翌日スーパーのスパイス・コーナーで,S&Bの「クローブ(ホール)」を買ってきた。200円ちょっとだったかな? 瓶の蓋を開けてみると,ちょっと漢方薬みたいな香りである。まぁ,日本でいう「丁子(ちょうじ)」のことだからね。漢方っぽくても不思議はないか。ラムにお湯を注いだ後,クローブの粒をぼつんと落とすと,なんだか茶柱のような感じだ。キャプテン・モルガンのスパイシーな香りと,クローブの香りが相まって,なかなか複雑玄妙である。味の方は優しい甘さで,寒い夜にホットで飲むには最適だ。ただ,そのままゆっくり飲んでいると,味の方にもクローブが強く染み出て薬酒みたいになってくるので,そういうのが得意でない人は,途中で取り出した方がよさそう。

キャプテン・モルガンのスパイスト・ラムは,スーパーなどでも扱っていることが多いようなので,手に入りやすいだろうし,いつも焼酎のお湯割りばかりで飽きてしまっている人にはお勧め。スーパーだとちょっと高め(1300円)なのが悩みどころだけど。通販だと千円以下のところもあるのだが,送料がねぇ。今度注文するときに,まとめ買いしておかないと。


ビールに氷 [酒]

7月27日に,キリンからコンビニ限定で販売開始された,「アイスプラスビール」。新しもの好きなので,販売開始後に早速1回飲んでみた。ちょっと苦みがあって,ほのかに甘みがあるような感じ。地ビールっぽい感じで,普通のビールより美味しいような気もするけど,よく味わってみるとそうでもないような...とか悩んでる内に飲み切ってしまって,正直よく分からなかった。もう1回試してみようか,と考えていたら,Exciteクーポンで,先着3万2千人に無料クーポンをプレゼント,というキャンペーンをやっていたので,すぐにゲット。今日がその引き換え期限だったので,帰宅途中のファミリーマートで受け取ってきた。

缶には,美味しい飲み方を説明する,4コマ・マンガが描かれている。まず,グラスにアイスプラスビールを注ぎ,そこに後から氷を「そーっと」入れるのがポイントらしい。乱暴に入れると,発泡してしまって,炭酸が抜けちゃうからね。

お味の方は...というと,やっぱり最初の時と同じような印象。美味しいような気もするけど,さほどインパクトがある訳ではない。「氷を入れると,コクが引き立つ」という宣伝文句だが,それって若干人工的な甘みのこと? 全体的に,味は薄めで,平板な感じがする。結論としては,期待するほど美味いものではない,というところか。

まぁ,家で氷入りのロングのカクテルとか飲んでて,途中でちょっとビールが飲みたくなった時なんかにはいいかもね。グラスに氷が残ってると,そのままビールを注ぐ訳にはいかないし,かといって氷を捨てるのももったいないし。ビール・テイストのカクテルだと思えば,一つの選択肢としては悪くないのかも。ただ,数量限定商品なので,よっぽど人気が出ない限り,このまま消えていってしまうのだろうな。お酒の好みや飲むスタイルは各人各様なので,こういうユニークな商品をラインナップしておくのは,重要なことだと思うのだけどね。

ところで,そもそも何故ビールには氷を入れないことになったんだろうか。日本酒やワインには入れないけど,あれは微妙な味が薄まってしまうから? でもそもそも冷やさないと飲めないというものではないし。一方で,炭酸飲料って,温いと不味いよね。だから氷を入れるのだろうけど。そうなると,ビールってすごく矛盾した飲み物のように思える。最近の売れ筋のビールなんて,薄めたら台無しになるような微妙な味わいじゃないし,温くなったビールほど不味いものはない。今やビールは清涼飲料の一種なんだと考えれば,アイスプラスビールじゃなくたって,氷を入れて飲んでも別に違和感はないのかも知れない。

毎日暑いので,キンキンに冷えたビールはやっぱり美味いけれど,常温で飲んでも美味いビールってのは作れないものなんだろうか。


アンゴスチュラ・ビターズ [酒]

アンゴスチュラ・ビターズ 200ml。アルコール度数は44.7度。瓶の高さは約19cm。

少し前から欲しかったお酒を,ようやく購入できた。「アンゴスチュラ・ビターズ」という苦みの強い酒。よく使うWebショップでは扱っておらず,別の店でこれだけを買うには送料がもったいない。近所の店にないか,あちこち見て回ったのだが,どこにも見つからず。そうこうする内,扱っているWebショップで,他に買いたいものがいくつか出て来たので,まとめて購入した次第。

何を好きこのんで苦い酒なのかというと,これはカクテルなどにほんの少し入れて,味を締めるためなどに使われるものなのだ。これをジンにちょっと入れたら美味いかなと。ジンはそのままだとちょっと甘過ぎると感じる時があるし,トニックで割るとちょっと爽やか過ぎて軽過ぎる。そんな気分の時に良さそう。

そういう使い方をするためか,アンゴスチュラ・ビターズの瓶の口には,小さな穴の開いた蓋がついていて,ひと振りで数滴程度しか出ないようになっている。香りは,う~ん,なんだろう。どこかで嗅いだことのあるような。ちょっと思い出せないが,独特。イソジンじゃないしなぁ。どんだけ苦いのかと思って嘗めてみたが,思ったほど強くはなく,爽やかな感じだった。苦みのある酒というと,カンパリとかベルモットとかがあるが,個人的にはこちらの方が好みだ。

これをカクテル・グラスに数滴垂らし,グラスを回して内側にまんべんなく付けて,残りは捨てる。そこに,冷えたジンを注ぐのがピンク・ジン。って,ジンなんて普段冷やしてないし,と思ったら,普通のグラスで作って,ジンと氷を入れるのが,ジン・アンド・ビターズというものらしいので,こちらを試してみた。想像通り,わずかな苦みが味を引き締めて美味い。大人の味? 飲み方のバリエーションが増えるのは楽しい。

ラベルの説明によると,飲み物だけでなく,スープやサラダ,フルーツ,ジャムなど,様々なものに香り付けとして使えると書いてあるが,実際にどの程度使われているのだろうね。「アンゴスチュラ」というのはベネズエラの地名で,そこで1824年に,J.G.B.Siegert博士が最初に作ったのだとか。その当時は薬だったのかも知れない。

しかしこのラベル,瓶を筒状に巻くように貼ってあるのだけど,上の方の2~3cmは瓶の側面からはみ出してしまっているという,不思議な貼り方。こんなの初めて見た。数ヶ国語で説明が書いてあるのだが,瓶の側面に収まるサイズでは,書ききれなかったということなのだろうか。


ブランデー・グラス [酒]

やわらかな曲線のフォルムが上品で優雅erik bagger コニャックグラス 2pcsセット【送料無料】
購入したブランデー・グラス

以前のエントリで,林檎で作るブランデー,「カルヴァドス」を初めて飲んで,いたく気に入った話を書いた。実はあれ以来,蒸留酒に凝ってしまって,取り敢えずメジャーな蒸留酒はすべて試してみた。ラム,ウォッカ,ジン,テキーラ,ブランデー。その結果,特に自分に合うと思ったのは,ラムとブランデー。(ダーク)ラムは,甘いけんだどすっきりしていて,なんかほっとする味。今は,「ロン・サカパ センテナリオ 23年」がお気に入り。薄まるのがもったいないので,ストレートでちびちびやるのが楽しみ。

で,ブランデー。恥ずかしながら,ブランデーの原料が葡萄だって知らなかった。考えてみれば,カルヴァドスを飲むまで,ブランデーと名の付くものを飲んだことがなかった。ウィスキーの親戚みたいな認識だったのである。元々ワインが好きだったのだから,ブランデーを気に入ったのは当然なのかも知れない。今や,アイラのウィスキーより,もっぱらブランデーがメインになってしまった。

しかしこれまた,様々な銘柄があって,何を飲めばいいのやらさっぱり分からない。取り敢えず,安い店で3~4千円で買える,有名ブランドのブランデーを試してみているところ。VSOPとかナポレオンって,熟成年数を表す名前だったんだねぇ。小学生の時,VSOP=Very Special One Patternとかいって,ふざけてた記憶があるなぁ。あと,コニャックとアルマニャックが,ブランデーのことだというのも初めて知った。今までのところ,レミー・マルタンのVSOPとカミュのナポレオン,ポール・ジローのVSOP,そして,クルボアジェのナポレオンを飲んでみた。厳密な味の善し悪しはよく分からないけど,飲んだ中ではカミュが一番飲みやすかったかな。まだまだ未体験の有名ブランドがいろいろあるのだが,そうガブガブ飲むものでもないし,ひと通り試すまでにはまだ時間がかかりそう。一回りしたら,もうワンランク上のクラスにも挑戦してみたい。

ところで,ブランデーといえば,石原裕次郎の歌(どんな歌だったか記憶も定かでないが)ではないが,ブランデー・グラス。ワイン・グラスと同じような形状だが,ワイン・グラスはワインの温度を上げないようにステムの部分を持ち,ブランデーは手のひらで包み込むようにして,体温で温めながら飲むもの,というイメージがあった。実際ブランデー・グラスのステムは,ワイン・グラスほど長くない。で,せっかくブランデーを楽しむなら,ブランデー・グラスが欲しい,ということで,いろいろ探してみた。ところが,楽天で「ブランデー・グラス」を検索しても,今ひとついいのが見つからない。おかしいな~と思ったら,「コニャック・グラス」の方がよかったみたい。それって,初心者には難しすぎるでしょ。しかも,「アルマニャック・グラス」っていうのはないみたいだし。ともかく,「コニャック・グラス」で見つかった中から,「eb erik bagger」のものを買ってみた。値段も手頃(1客約2600円)だし,ステム部分にステンレスのリングがあしらわれていて,なかなかお洒落な一品だ。

ボウル部分は,以前購入した,リーデルのブルゴーニュ・タイプをひとまわり小さくした感じ。口元は小さく,下に行くほど広がる形で,ブランデーの香りを閉じ込めて,楽しめるようになっているのだろう。一方,ステム部分は結構太い。全体的に,ガラスは結構しっかりしてる印象で,ワイン・グラスほど気を遣わなくても済みそうだ。爪の先でツンとはじくと,凄くいい音が響く。これを片手に,夜中静かにブランデーを飲んでいると,ちょっとゴージャスな気分を味わえる。基本,これもストレートで頂くのだが,これを飲むとよく眠れるんだよね。

しかし,香りを閉じ込めるのは確かにそうなのだが,集まり過ぎてキツくなってしまう気も。まぁ,鼻を突っ込んで意識的に嗅ぐようなものじゃなくて,飲むときに自然と感じられるのを狙っているのかもしれないけど。でも,飲むときj自動的に鼻が入っちゃうしな~。このとき鼻で息をしてしまうと,ちょっとキツい。欧米人は鼻があまりよくないという話も聞くけれど,そのせいだろうか。

子供の頃の記憶で,実家の棚には,多分もらい物の,結構高級そうなブランデーが並んでいたので,親父も結構好きだったのだろう。...と思って,正月に戻った時に一緒に飲もうかと思ったら,医者に酒を控えるように言われて,あまり飲んでいないと言っていた。その割には,日本酒とか焼酎をガンガン飲んでいたので,嗜好が変わったと言うことなのだろうね。まぁ,うちの親子に,しっとり落ち着いてブランデーを飲むイメージは,そもそも似合わないんだけど...。


初めてのカルヴァドス [酒]

【楽ギフ_包装】【あす楽対応_関東】ブラー・グラン・ソラージュ40°(700ml)
初めてのカルヴァドス。「ブラー・グラン・ソラージュ」

「大人のお酒にチャレンジ」第2弾ってわけではないが,今回のお題はカルヴァドス。

何かのTV番組で,フランスの林檎農園のようなところが映っていて,これで実はお酒を造るのだという。林檎のお酒って,シードル? などと思いながら観ていたら,それが「カルヴァドス」。カルヴァドスというのは,林檎で造るブランデーのことなのだそうだ。で,ブランデーというのは,果実で造る蒸留酒なんだと。なるほど,それがウィスキーとの大きな違いなわけね。初めて知った。

林檎で造るブランデーなんて,いかにも美味そうではないか。すぐにも試してみたいところだが,どうも近所のスーパーなどでは扱っていないみたい。あまりメジャーなお酒ではないのかな。そんな矢先,いつもブナハーブンを買ってる店で,全品15%オフのセールが始まった。そこでカルヴァドスを検索してみると,3種類だけヒット。初めてなので,あまり高価なのは避けたいところだが,一番安かったのが「ブラー グラン・ソラージュ」。割引価格だと,700mlで2300円弱。次に安いのは5千円近くなってしまうし,お試しにはこのくらいが無難な線だろう。値段が安いのは,熟成年数がまだ3~5年と,短いものだからということらしい。

さて,飲み方はいかにしたものだろうか。Webを検索していると,「冷やしてストレートで」なんて書いてあるところがあったので,試してみた。栓を開けて香りを嗅いでみると,果物の香りはあんまりはっきりしない。ちょっとエタノールっぽい感じ? 少し口に含んでみると,さすがに40度あるので,舌が痺れるようだが,ほのかに林檎の甘みのようなものが感じられる。んー,こんな程度? というのが正直な第一印象。

度数が高いので,自然とちびちび舐めるような飲み方になってしまうのだが,そうやってゆっくり飲んでいくうちに,徐々によい香りが立ちこめてきた。上等の梅酒にも似た爽やかな香り。やはりブランデーだけに,ブランデーらしく,冷たいままよりは,手のひらで温めるようにして飲むのがよかったのかもしれない。味の方もよりはっきりしてきて,爽やかで甘やかな味が,じんわり広がっていくようになってきた。これはいい。舌や喉を焼くような感覚も,だんだん快感になってきた。夜中にちびちびやりながら,本でも読むには,スコッチよりこっちの方が向いてそうだ。

以来,寝る前にほんの少し,グラスの底から1cm以下くらいを,ゆっくり味わうのが日課になってしまった。このペースならすぐにはなくならないが,一応早めに次を確保しておかなければ。もう熟成年数の長いのも試してみたいし,早く次の割引セールが始まらないだろうか。

今回調べて初めて知ったのだけど,VSOPとかナポレオンって,ブランデーの熟成年数を表すものだったんだね。小学生の頃,何も知らずに"Very Special One Pattern"の略だ,とかいって皆でふざけてた記憶があるけど,本当は"Very Superior Old Pale"。"Very"だけ合ってた :-)。


雪中梅に純米酒があったとは [酒]

雪中梅 純米酒720ml
雪中梅 純米酒 720ml

以前,泡盛・カリー春雨を購入したことのあるお店(楽天市場の増田屋本店さん)からEメールが来て,雪中梅の純米酒が入荷したという。雪中梅は,学生の頃によく飲みに行った,横須賀のとあるお店で「本日の日本酒」みたいなメニューにたまに載る,その日にタイミングよく行かないと飲めない,貴重なお酒というイメージが残っている。なので,今でも名前を見かけるとドキッとしてしまう。そういえば,当時そのお店の忘年会に参加して,何かの賞品として雪中梅の一升瓶をもらったことがある。あれは嬉しかったな~。何しろお店で一番高い部類のお酒で,グラス1000円くらいだったはず。もっとも,一番気に入って飲んでいたのは,天狗舞の吟醸酒だったのだけど。

実は今では,近所の行きつけの酒屋さんで手に入るようになったのだが,「本醸造」というところがひっかかって,買うのを躊躇っていた。別に旨けりゃいいとも言えるが,醸造アルコールを混ぜてあるってイメージが悪いし(吟醸酒も純米じゃないと混ざってるけど),変な混ぜ物はないに越したことはない。それに,いつでも買えると思うと,今度でいいかな,って事になってしまう。

そこへ持ってきて,この雪中梅 純米酒。ちょっと高い(っていってもいつも買ってるスコッチと同じくらいですな)けど,一升瓶だとすぐ飲み切れなくてもったいないから,四合瓶というのは量的にも丁度いい。ほぼ即断で,ポチっとやってしまった。ついでに,八海山の純米吟醸と黒糖焼酎の龍宮を同梱。3本買うと箱代が無料になるのだもの。

正直,20年前に飲んだ味(本醸造だけど)がどんなんだったか忘れてしまったけど,やっぱり雪中梅は旨いねぇ。すっきりした甘さで,すいすい飲めてしまうので,すぐに無くなってしまいそうだが,まぁ日本酒は開けてすぐ飲みきってしまう方が美味しい訳だしね。そう考えると,やっぱりスコッチより割高かも知れませんな。

まだ少し在庫はあるみたいだけど,季節限定商品とのことで早晩売り切れ必至なので,欲しい方はお早めに。


チャーリーのスコッチ [酒]

【楽ギフ_包装】【あす楽対応_関東】I ブナハーブン 12年<正規> 40°(700ml)
ブナハーブン 12年(700ml)
チャーリーの愛したのはこれか?

健康診断の時,「休肝日はありません」と答えるくらい,日々酒が欠かせない私だが,もう20年以上というもの,ウィスキーを飲んだことがなかった。何の飲み会だったか忘れたが,学生時代に安いウィスキーを大量に飲んで泥酔し,酷い目にあったことが発端である。元々体質に合わなかったのかも知れないが,以来匂いを嗅ぐのもダメになってしまった。

しかし,だ。もういい大人なんだし(?),トラウマから卒業して,もう一度チャレンジしてみてもいいのではないか,と。思えば,数年前までは焼酎もダメで,そもそも蒸留酒が口に合わないのだと信じ込んでいたのが,行きつけの酒屋さんの影響で,今では飲む量のかなりの割合を占めて来ている。それならウィスキーだって行けるかも知れない。

今更ウィスキーにこだわっているのには,実は他にも訳がある。敬愛する英国の小説家,ブライアン・フリーマントル氏のシリーズ物の主人公に,チャーリー・マフィンというMI6の諜報部員がいる。そのチャーリーが,作中でこだわりを持って愛飲しているのが,アイラのシングル・モルトのスコッチ。それ以外はありえない,ということで,海外に派遣されている時も,わざわざ英国から取り寄せては,美味そうに飲んでいる。そんな描写がたっぷり出てくるのだから,どんなに美味いものなのか,気にならない訳がない。で,自分もいつか試してみたいと思っていたのである。ウィスキーに再チャレンジするなら,これ以外にはあり得ない。

しかし残念ながら,作中では銘柄が一切明らかにされない。調べてみると,アイラのシングル・モルトっていっても,様々な種類がある。果たしてチャーリーが愛したのは,どの銘柄なのか。世の中には偉い人がいて,スコッチに詳しい人が推理しているページを,以前見つけた。それによると,「ブナハーブン」ではないかとのこと(ただし,どこで見たのかさっぱり思い出せないし,今検索しても見つからない...)。しかし,近所のスーパーなどでは扱いがない。いくつか他のアイラの銘柄は置いてあるので,取り敢えず試してみようかとも思ったが,そこそこのお値段。飲めるなら値段は構わないのだが,まだ飲めるかどうかも分からない状態では手を出しにくい。一方で,ブレンドものだと,かなりリーズナブルなものがある。まずはそっちで,スコッチを試してみるのが得策かもしれない。

調べてみると,カティーサークとかホワイトホースが,アイラ・モルト・ベースのスコッチだということがわかった。カティーサークにもいろいろあるのだろうけど,スーパーにあったのは,700mlで千円ちょっと。これなら万一ダメでも,ショックは少ない。早速買ってきて,ロックで恐る恐る試飲。記憶に残っている昔の味や香りと違って,甘みがあってよい香りだ。これなら行けるかも。夜中にひとりで映画とか観ながら,ちびちびやるにはちょうど良さそうだ。しかし,ウィスキーってこんな味だったっけ。

味をしめて,次はシングル・モルトに挑戦。ブナハーブンは相変わらず見つからないが,近所で他の銘柄の350mlサイズを発見。割高にはなるが,お試しには調度良い。有名どころということで,ラフロイグを買ってみた。しかしこれは...栓を開けてびっくり。消毒薬か正露丸かと思うような強い香り。頑張って少し飲んでみたが,味はともかく,匂いに慣れない。ちょっと初心者向けではなさそうだ。

調べてみると,ラフロイグはアイラの中でも,香りの強さで有名らしい。ちゃんと調べておけばよかった。それではということで,懲りずに次はボウモアを試してみる。こちらは,傾向は似ているが,ラフロイグよりはかなりソフトな香り。こっちなら全然問題なし。ちびちび飲むつもりが,1週間で飲み干してしまった。

さて,ボウモアがなくなってしまったので,いよいよ次こそはブナハーブン。ハーフ・ボトルがないようなので,700mlが楽天で送料込み4千円弱。若干リスキーだが,ブナハーブンはアイラ独特の香りが弱いそうなので,最悪でもラフロイグのように飲めないことはないだろう。ということで,注文していたのが届いた。早速栓を開けてみると,アイラ特有のスモーキーな香り(ピートの香りらしい)がなく,甘やかで爽やかな香り。ふーん,こういうのもあるんですな。お味の方もまったく癖がなく飲みやすい。ちょっと,甘みを抑えた,高級なチョコレートを飲んでいるかのような感じである。ボウモアとはちょっと傾向が違うが,これもいい。ただ,アイラの定番に慣れていると,香りも含めて物足りないと感じることがあるかも。まぁ,要は好みとか,飲むときのコンディションの問題だろう。その時その時で,美味いと思う方を飲めばいいわけで。

こんなわけで,スコッチが日々のレパートリーにすっかり定着してしまった私。焼酎と違って,飲み過ぎると頭が痛くなりやすい気がするので,気をつけて飲まないと。


春雨補充 [酒]

春雨カリー 30度1800ml

先日,沖縄物産の店で買って飲んで以来,すっかり泡盛「カリー春雨」が気に入ってしまった。のだが,ロックで飲んでいるので,4合瓶ではあっという間になくなってしまう。残り少なくなるにつれ,心許ない,悲しい気分になって来るので,楽天で買える店を調べてみた。「春雨」を扱っている店はそれなりにあるのだが,やはりどこも送料が高い...と思っていたら,1軒だけかなり送料の安い店を見つけた。「増田屋本店」という栃木のお店で,関東地区向けだと,1升瓶2本まで440円,3本だと460円。このくらいなら,送料も気にならない。しかもカリー春雨そのものの値段も最安値に近い。っていうか,この間買った4合瓶とほとんど同じ?!

それなら,ということで,早速購入することにした。このお店では,ほかにも春雨シリーズを何種類か扱っていたので,試しに少し高めの「春雨ゴールド」も一緒に注文。その日の内に発送され,翌日には到着した。こういうスピーディーさはとても印象がよい。在庫が安定しているようなら,重い思いをして1升瓶を持って帰ってくる必要もないし,このまま「春雨」をメインに据えてもよさそうだ。

発送のお知らせが来たときに,「しまった!」と思ったのは,「箱代」。送料は確かに440円なのだが,290円が箱代として加算されている。送料の説明のところにちゃんと書いてあったのだが,完全に見落としていた。この店では,1升瓶/4合瓶合わせて3本未満だと,破損防止用にペリカン便の専用箱を使うため,別途箱代がかかるのである。そういえば,近所の行きつけの酒屋さんで,似たような話を聞いたことがあるのを思い出した。その店も楽天に出店しているのだが,やはり破損防止用に別途箱代を取るケースがあるのだそうだ。しかし,ちゃんと販売ページに告知しているにも関わらず,ろくに読まずに注文して,後から箱代にクレームをつける客が結構いるらしい......はい,ろくに読まずに注文した客は私です。さすがにクレームつける気はありませんけれども。ネット販売は,全国の人を相手に商売できるメリットは大きいものの,「顔」が見えないことでうまくコミュニケーションが取れず,トラブルになることも少なからずあるのだそうだ。

まぁ,ネット販売でなくても,どう考えても理不尽なクレームを店につける人は多いらしいけどね。買ったケーキを,帰る途中に落としてダメにしたから,新しいのをタダでよこせ,とか。アホか? と思うけど,大きな企業ほど,面倒を嫌って,言われる通りにしてしまう傾向があるようだ。恐喝やたかりの類と大差ありませんな。ゴネ得というか,自分だけ良ければいいっていう,身勝手な人間が結構多いみたい。これは,「お客様は神様です」なんていう昔流行った言葉で勘違いして,思い上がってしまっているんではなかろうか。つーか,「神様」なら神様らしく振舞えと。クレーム対応だって,「タダ」じゃないんだけどねぇ。で,そういう非常識な人間のツケが,ほかの人に回って来るわけだ。ムカつく。

まぁ,ともあれ,ストックもできたことだし,しばらくは心置きなく「春雨」を楽しめそう...ん~...でも,2本じゃ足りなかったかな。


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