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パックの鰻を美味しく食べる法 [グルメ]

少し前のTBSの番組「はなまるマーケット」で,「スーパーで買ってきたパックの鰻を美味しく食べる方法」というのを紹介していた。そのまま温めるだけだと固くて今ひとつなのだが,この方法を使うと,柔らかく美味しく食べられるという。若干記憶が曖昧だが,その手順とは,

  1. まず,鰻をパックから取り出して水洗いし,元々ついているタレや焦げまでも丁寧にこそげ落とす。
  2. 鰻をフライパンに載せ,酒と水を併せたものをひたひたくらいに入れ,蒸し焼きにする。
  3. 水分が飛んできたら,パックに付いてきたタレやらも入れて,鰻のタレっぽく味を調えて(この辺適当),さらに少し焼く。
とまぁこんな感じ(細部は適当なので,正確なことが知りたい人は,はなまるのレシピをまとめてる方のサイトへどうぞ)。水で洗うというところがポイントのようで,これをやらないと焦げついたりして固くなるらしい。どこかの料理屋さんに聞く,隠し技特集みたいだった。

本当かいなと思いつつ,いつか試してみようと思っていたところ,近所のスーパーで売れ残りの鰻が半額処分になっていたのを見つけた。早速試してみたが,これがなかなかいける。さすがに,焼きたてのように中までふっくら,というわけにはいかないが,しっとりと柔らかく,表面は少しパリッとして美味い。スーパーの鰻を,いくら国産とはいえ,千円以上出して買う気にはならないが,半額セールの5~600円程度なら,値段も相応で充分美味いのではないか? 毎度のことながら,はなまるは役に立つ。

この鰻の蒸し煮だが,ちょうど読みかけている,田崎真也さんの「ワイン生活」(新潮文庫)にも似たような話が載っていた。やっぱりスーパーのパックの鰻を,こちらはついてきたタレに赤ワインを足して沸騰させ,それに鰻を入れて蒸し煮にするのだそうだ。鰻というと和食のイメージがあるが,フランスでは鰻をこんな風に赤ワイン蒸し煮にしてよく食べるらしい。日本酒と赤ワインの差こそあれ,同じような工夫をしているところが面白い。実は今回も,赤ワイン煮でいくかどうか迷ったのだが,まずはオーソドックスに,ということで見送った(ワインをケチったわけではない)。次に半額鰻を見つけたら試してみたいところである。


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