緊急退院~! [愛犬]
緊急オペから一夜明けた昨日,結局心配な方が勝って,面会に行ってきた。
案の定,こちらの顔を見るや否や,きゅぅん,きゅぅん,と鳴きだして止まらず,大騒ぎ。何で昨日置いて帰っちゃったの? 早くおうちに帰ろう。あたかもそう言っているかのよう。一晩離されていた悲しさや淋しさや愚痴を,切々と訴えている感じで,宥めるのが一苦労だ。果たして,今日も病院に残して帰れるんだろうか。
獣医の先生からの説明では,術中も術後も安定していて,回復も順調。とっても細かく説明してくれるので,専門的なところが今ひとつ分からないが,各種の検査値も順当に推移しているとのこと。お腹の傷跡と縫合の糸が痛々しいが,外部への出血は止まっていて,問題ないそうだ。切除した子宮から卵巣までの写真を見せてもらったが,とっても生々しかった。所々,ソーセージみたいに捩れていて,状況の深刻さを物語っている。でも,エコーと見比べて,ここがここです,って説明されても,さっぱり読めない。医者にならなくて良かった...。
「但し,気になる点があるとすれば...」と先生が意味深長に切り出した。何か良くないことが? と身構える私。「ごはんを全く食べてくれません。」
あー!! それは,そうでしょうねぇ。それでなくても好き嫌いが激しくて,所謂普通のドライのドッグ・フードは大嫌い。家族のいないところに取り残されて意気消沈しているラナが,何かを食べるはずがない。病院のスタッフにも,他の犬にも一切興味を示さず,自分の殻に閉じこもっていたらしい。メスを入れた傷跡も痛かったろうしね。
本当はあと2晩入院の予定だったのだけど,ごはんを食べずに土曜まで引っ張るリスクを考慮して,先生が退院を許可してくれた。大丈夫か,と思ったのだけど,避妊手術などでは,翌日に帰すことも珍しくないそうだ。そうでなくても,今日残して帰ったら,大変な騒ぎになるだろうし,却って術後の身体に悪影響がありそうだ。
かくして,急転直下,家に戻ってきたラナちゃん。病院にいたときとは打って変わって,落ち着いた表情。いつも食べている大好きなごはんにも飛びついてきた。いきなり沢山あげないように,と注意されていたので少しずつ小出しにしているのだが,もっと欲しいとねだる始末。まともに食べたのが日曜以来だから,お腹すいてたんだろうね。それだけ元気が戻ってきたということだ。本当によかった。
予定外に早く帰ってきてくれたのはいいけれど,さすがに独りで置いていくわけに行かないので,明日は急遽休暇に変更。もっとも,家でちょこちょこ仕事することになりそうだけど...。
緊急オペ [愛犬]
1歳の頃のラナ。こうやって服着せされるのは,当時から大嫌い。 |
我が家のわんこのラナちゃんは,この月曜くらいから,食べては戻し,ちょっとお腹も緩い感じ。風邪でも引いたのかと様子を見ていたのだが,火曜になっても改善せず。いつもは元気に走り回っているのに,くたっとして生気がない。ちょっと心配になってきたが,間の悪いことにかかりつけのお医者さんは休診日。夜になって,少し気分がよくなって来たようにも見えたのだが,念のため昨日の朝,医者へ連れて行った。
せいぜい,胃腸の薬くらいをもらって終わりかと思っていたのだが...なんと緊急オペになってしまった。獣医の先生も,最初は大腸炎あたりを疑っていたらしい。しかし,あまり突然というのもおかしいということでエコーを撮ってみたところ,卵管だか卵巣だかに膿が溜まって肥大化し,捻転しかかっているらしいことが分かったのである。発見が遅れていたら,本当に捻れて破裂し,死に至っていただろうとのこと。もしそうなっていたらと思うと,心底ゾッとする。その,肥大した卵管だか卵巣だかが胃を圧迫して嘔吐を誘発し,腸を圧迫して下痢のような症状を引き起こしていたのだそうだ。気が付いてくれた先生に感謝である。
全身麻酔でのオペなのでちょっと心配だったが,夕方にはオペも成功して,麻酔も切れて目を覚まし,予後は順調とのこと。3泊入院して,土曜日に帰宅予定。何はともあれ,ひと安心である。
しかし,うちに来てから約8年半,一度も外泊すらさせたことがないので,家にいないのが変な感じである。ふとした拍子に,いつもいるところにいるはずのような気持ちで目を向けてしまう。数日で帰ってくるのは分かっているのに,喪失感のようなものを感じてしまっている。これじゃぁ,万が一のことがあったら,しばらく立ち直れなさそうだ。
犬を飼っていない人には理解できないかも知れないけど,もはや犬ではなくて,娘なんだよね。それも,ずっと赤ちゃんのまんま,大きくならない娘。可愛くないはずがない。
入院中は面会も可能なのだが,無事な姿を見に行きたい反面,里心をつかせるのも可哀相なので悩ましいところ。
atan(30/40)≒36.9度 [愛犬]
こちらは山善の「ペット・スロープ」。ちょっと高いとはいえ,傾斜はほぼ同じなので,これもダメだろうな~。 |
先日,ペット用の階段,「ペット・ステップ」のことを書いた。しかしその後様子を見ていると,うちのわんこには,やはり階段を上がるのが楽ではないようだ。飛び降りることがなくなったので,そこで怪我をする心配はなくなったが,上がる時には積極的に使いたいとは思ってないみたい。
ということで,今度はスロープを買ってきた。階段より抵抗がないようで,すぐに登り始めはしたのだが,後ろ足をかけたところで,スルッ。もう1回やっても,スルッ。滑ってしまって,登れないのである。こりゃだめだと思ったのか,2歩3歩後退して,助走をつけて一気に駆け上がった。
これではステップよりもダメですな。傾斜部は,40cmで30cm登るので,角度は約37度。結構急なのである。でも,ちゃんと登れる犬もいるんだろうしねぇ。足が滑っては,運動神経も何もないわけで,単に製品の想定より重いせいなのだろうか。
却って怪我でもしてはいけないので,残念ながら,1480円のペット・スロープはすぐ撤去。あっという間にゴミになってしまったとさ。
楽天を探すと,角度調整可能なペット・スロープっていうのもあるみたい。これじゃないとダメかな。しかし,3980円はいいとしても,奥行きが80cmもあるとさすがに邪魔だなぁ。
ジャンプは腰に来ます [愛犬]
こちらは山善の「ペットステップ」。ものはこっちの方が良さそうだけど,少し高くて1998円。でも,山善の「くらしeショップ」では2980円 :-) |
近所にできたホーム・センターを覗きに行ったら,ペット・ショップも入っていて,そこで「ペット・ステップ」なるものを見つけた。犬がソファやらベッドに乗るときに,ジャンプしないで済むようにする,ペット用の階段である。猫だとこんなのいらないのだろうけど,小型犬で,特にうちのミニチュア・ダックスのよう胴の長い犬種は,飛び乗りで腰を痛めることが多いそうなのだ。椎間板ヘルニアの原因になることもあるらしい。
うちのらなこちゃんも,もういい歳になってきたけど,日々,重そうな体で頑張ってジャンプしているので,心配していたのである。踏み台になりそうなものを置いてみたりしていたのだが,どうもしっくり来なかった。まさにこういうものが売っていたとは。ステップの他にスロープもあったのだが,スロープの傾斜が登り辛そうに見えたのと,若干場所を取るので,取り敢えずステップを購入。1480円也。
早速,ソファの前に設置してみる。見慣れないものがやってきたということで,少し警戒気味に匂いを嗅ぎまくっている。上に乗るものだということを認識していないのかな? ソファの上におやつを置いて誘導してみると,見事...迂回していつものようにダイレクト・ジャンプして来てしまった。う~む。次は,1段毎におやつを鼻先にちらつかせ(ステップは全部で3段)誘導したら,ようやく登ってきた。でも,1段目に足をかけるところまではよいのだが,結局そこから飛び乗るように勢いをつけて駆け上がってしまう。これで効果はあるんだろうか。胴が長いから,ステップの幅が合わないのかも知れない。降りるときは割とスムースなんだけどねぇ。
まぁ,どうせもう一つ必要なので,こんどはスロープを買ってきて試してみよう。結局助走をつけて駆け上がるような気がするけど。それだけ,まだまだ元気ってことなのかも知れないが。