「ヴォイス」を観る [韓国ドラマ/韓国関係]
ヴォイス 日本版DVD |
すでに数日前の話になるが,日曜日の夜にWOWOWの番組表をつらつら眺めていたら,韓国映画の「ヴォイス」が目に留まった。以前,何かの折に,観てみたいと思った記憶のある映画だ。キャストを見ると,「キム・オクビン」とある。多分,去年の3月頃,KBS Worldが無料試験放送だったときにやっていた「おはよう神様」で,初めてキム・オクビンを見たときに調べたのだろう。さらに目を少しずらすと,隣には「ソ・ジヘ」と書いてある。おおっ! ソ・ジヘは,自宅のデスクの上に自分で印刷したカレンダーを置いてあるくらい,今お気に入りの女優さんである。しかも,キム・オクビンとソ・ジヘといえば,つい数ヶ月前にMnetで放送されていた(現在はCSテレ朝チャンネルで放映中)「オーバー・ザ・レインボー」と同じ組み合わせではないか。「ヴォイス」の封切りは2005年らしいので,ドラマより1年くらい前にも共演していたということだ。これは是非観なくてはっ!,ということで録画予約をしたのだが,深夜にも関わらず結局リアルタイムで観てしまった。
「ヴォイス」はいわゆる韓国ホラーである。韓国ホラーはこれまで,「霊(リョン)」と「コックリさん」しか観たことはないが,日本物みたいにどろどろした感じは少なく,乾いた怖さがあるように感じている。設定や背景をあまりはっきり見せてくれない(意図的なものか,描写力が不足しているのかは知らないが)ので,ストーリーの把握が難しいところもあるのだが,下手な映画よりはよっぽど面白いし,結構怖いので,割と好きだったりする。ちなみに「ヴォイス」というのは日本語版のタイトルで,オープニングで表示されたクレジットによれば,オリジナルは「여고괴담(女高怪談)4 목소리(声)」。人気の「女高怪談シリーズ」の第4作だったようだ。「4」と「死」が組み合わされたタイトル・ロゴがちょっと安っぽい。
ストーリーは,放課後に一人音楽室で歌の練習をした帰り,訳も分からない内に殺されてしまったキム・オクビンの霊が,なぜか唯一その声を聞くことが出来る親友のソ・ジヘと共に,事件の真相を探っていくというもの。その過程で,霊となってしまったキム・オクビン自身ですら知らなかった,彼女の隠された一面が明らかになっていく。まぁ,こう書いてしまうとあまり恐ろし気もないシンプルなものだが,深夜に一人で観るには十分ゾッとする。重要な鍵を握る音楽教師に見覚えがあると思ったら,「パリの恋人」でパク・シニャンの元妻に扮したキム・ソヒョンだった。そういえば,かなり前に,キム・ソヒョンが「女高怪談シリーズ」に出演,というニュースをKNTVの「セクションTV」で観た記憶が突然蘇ってきた。あれが「ヴォイス」だったのか。当時はキム・オクビンもソ・ジヘも知らなかったからなー。撮影時のキム・オクビンは18~19歳,ソ・ジヘは21歳だが,女子高の制服姿も特に違和感なく可愛らしい。
ラストにちょっとした急展開があって,「うーむ」と考え込まされるところでエンディング・ロールになる。このエンディング・ロールの画面の左半分に映し出される,女子高生の亡霊が歌う姿が,本編よりも怖いと感じたのは私だけだろうか。
여고괴담
あの全然こわくない怪談がすきでした・・・
by ばた (2007-06-09 00:06)
여고괴담の1~3は見たことないんですが,同じような感じなんでしょうか。
怖い顔の幽霊が出て来る訳でもなく,突然「ジャンッ!」「キャーッ!」とかいって脅かすタイプのホラーですね。でも,私は恐がりなので,夜中にあれをやられると,結構心臓に悪いです。
関係ありませんが,洋画のホラーに出て来る女優さんの悲鳴というか,金切り声って凄いですよね。あれって,アジア系の人間にはきっと出せないんだろうなぁと,先日「スリーピー・ホロウ」のクリスティーナ・リッチを観ていて思いました。
by Hiro (2007-06-11 23:43)