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Vistaのユーザー・モード領域拡張 [ソフトウェア/PC関係]

連載記事に関する調べものをしていたら,やっぱりWindows Vistaでは,いろんなところがかなり変わっていることが分かった。あれこれ情報は集まってきたものの,実際に見てみないことには細かいところがはっきり分からない。気は進まないが,仕方ないのでVista Businessをインストールしてみることにした。

とはいえ,空いてるマシンはないし,常用する訳ではないので,取り敢えずVirtualPC 2007のゲストOSとしてインストールすることに。しかしこれが滅茶苦茶時間が掛かる。そりゃ,VirtualPCの上に,メモリが512MBしか割り当てられないんだから,しかたないかも知れない。だって,1GBしか積んでないんだもの。でもXPならそれで十分だし。同じVirtualPCで512MBだって,XPならもっと軽快なんだから,やっぱりVistaは重い。それでも,SuperFetchをオフにしたせいかどうか分からないが,インストールが終わったら,動作確認くらいはそこそこできるようにはなった。因みにVirtualDiskのサイズは,デフォルト・インストールでWindows Updateまでしただけの段階で6.7GB。ディスクも若干喰うようである。

調べたかったのは,仮想メモリ空間のユーザー・モード領域を3GBに拡張する方法。XPまでは,boot.iniに「/3GB」オプションを付ければよかったのだが,Vistaではboot.iniがなくなったらしい。全然知らなかった。代わりにBCD(Boot Configuration Data)という仕組みを使うようになって,設定はbcdedit.exeというコマンドライン・ツールでするのだそうだ。

早速,コマンド・プロンプトを開いて,bcdedit.exeを実行すると,

C:\Users\hiroblog> bcdedit ブート構成のデータ ストアを開けませんでした。 アクセスが拒否されました。 C:\Users\hiroblog>
などと怒られる。なんじゃそりゃ? こちとら管理者権限のはずなのに? と思ってGoogleで検索してみると,やっぱりみんなハマってるようで,たくさんのページが引っかかった。私の欲しい答が書いてないページが多かったのだが,最終的に,コマンドプロンプトを管理者権限で実行しなければいけないということが分かった。つまり,スタート・メニューから「コマンドプロンプト」を右クリックして,[管理者として実行]を選択する。そうすると,確認パネルが表示されて,それにOKすると,管理者モードのコマンドプロンプトが開くという訳。Vistaでは,管理作業を行う場合には,管理者権限のユーザーであっても,いちいち確認するようになったらしい。なんだかうざったい感じだが,Windowsを管理者権限のままで常用しているユーザーが多いので,間違いの防止やセキュリティ向上という目的があるのだろう。解決の方向性が間違っている気がするが。


ともあれ,ユーザー・モード領域拡張を試してみる。

C:\Users\hiroblog> bcdedit /set {current} increaseuserva 3072 この操作を正しく終了しました。 C:\Users\hiroblog>
できたできた。しかし,パラメータが長過ぎ。今時こんなコスト・パフォーマンスの悪いOS作って売ってるんだから,GUIを提供するのが筋だと思うが,なんとも手抜きである。でもこれで上手くいくはず,と思って再起動したら,いきなりブルー・スクリーン。何故??? VirtualPCでは対応できないのかと思って,ブート・メニューで前回正常起動した構成で起動し直し。まぁいいやとは思ったが,試しにチェックしてみるとちゃんと拡張されてる。じゃぁ,ブルー・スクリーンは別の原因だったのだろうか。なんだか訳分からないが,いいことにしよう。


それにつけても,Vistaはユーザー・インターフェースががらっと変わり過ぎ。ちょっとしたことを試すにも,いちいち調べないといけないので,極めて効率が悪い。PCなんて所詮道具なんだから,使い慣れたインターフェースがいいに決まってるのに。みんなよく我慢して使ってるな。いや,だから買い換え需要が伸びないんだよね。


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