やっぱり原作 [マンガ/ゲーム]
アイシテル -海容- ドラマの原作コミックは未だ品切れ中 |
結果的に16連休となってしまった,ゴールデン・ウィークが終了して,今日から社会復帰。いろいろやることが堪っていて,なんだか疲れた一日だった。
16連休といっても,前半は祖母の葬儀やら,連載原稿の〆切やらでバタバタしていた。そのせいもあって,原稿が上がったとたん,解放感からぐだぐだの日々が始まってしまった。この10日ほど,文化的な活動を何もしていない気がする。結局このblogの方も,いろいろネタはあったものの,いまひとつ気分が乗らず,更新に至らなかった。また今日からボチボチ書いていかねば。
そんなさなか,ずっと在庫切れだった「アイシテル -海容-」が,Amazon.co.jpで在庫復活していて,あわてて購入した。上下2冊で1200円なので,送料無料の1500円に届かなかったため,いずれ使い道もあるだろうLANケーブルも一緒に購入した。楽天ブックスにあればよかったんだけど,こっちはその時点で入荷未定。でも今見てみると,Amazonは再び在庫切れだし,楽天も同様。やっぱり凄く売れているのだろうか。
で,早速読んでみたわけだが,なんともやりきれない,切ないお話だった。今の時代,どこの家庭にも起こりうる事件。しかも,被害者側としてでなく,加害者側になる可能性も充分にある。何がいけなかったのか,あとから原因らしきものを挙げることは容易だが,果たしてすべて予期して対処できるものなのだろうか。無責任な第三者の無神経な言動が,いかに当事者を苦しめるものなのか。いろいろと考えさせられる作品である。
それにしても,この内容をどうやって1クールのドラマにしてるのだろう。その後ドラマの方は見ていないのだけど,第1話で原作の半分くらいまでいってしまっていることを考えると,それ以降はかなり薄めた展開になっているのだろうか。原作にない設定をいろいろ加えて,物語の本質が希薄になってしまうくらいなら,2時間ドラマくらいでシンプルにまとめた方がよかった気もするけどね。いずれにしても,原作を読んだ時の感覚が,どれだけ再現できるかは疑問。
というわけで,やっぱり原作がお薦め。っていうか,講談社ももっと気合い入れて増刷しないと。それが,版権を持つものの,最低限の義務だと思うんだが。
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