SSブログ

OKミステリー [言葉]

「OK」っていう言葉は,USの人との会話やメール等で割と頻繁に使用されるのだが,これってそもそもどういう言葉なんだろう。アルファベットそのまま,オー・ケーと読むのだから,普通の単語というより,省略語と考えるのが自然そうだ。でも,OとKで始まる英単語の組み合わせって,ちょっとピンと来ない。あるいは,ラテン語っていうのもありがちである。

ということで,家にあるMerriam-Websterの辞書を引いてみると,"oll korrect"の省略形だと載っていた。何それ,英語? ってなもんだが,実はこれ"all correct"の綴り違いらしい。直訳すると,「全て正しい」。で? ますますよく分からない。

そこで今度はWikipedia。「OK(表現)」のページの解説は,結構長い。たった2文字の言葉なのに,奥が深いんだねぇ。初めて使われたのは,1839年なのだそうだ。確かに,Merriam-Websterにも1839年って書いてある。しかし,そもそもなんで,"all correct"を"oll korrect"と書いたのかが分からない。うっかり間違えるような綴りではないし,そもそも"k"で始まる単語が少ないからね。日本人の私が見ても,違和感を感じる。勿論,ちゃんとした教育を受けていない人,もともと英語が母国語ではない人,などが書き間違えたと言うことはあるのかも知れないけど,それを揶揄しているのだとすると,差別とか別の微妙な問題が絡んできそう。あるいは,言葉遊びとしてわざと違う綴りで書いたのか? それの一体どこが面白いのか,ってことになると,ネイティブではない私には分からないセンスなのだろう。"all"="oll"に限って言えば,筆記体で書いたときに,"a"が"o"に見えたってのもあるかも。向こうの人の手書きの文字って,読みにくいものねぇ。

いずれにしても,もはや真実は誰にも分からない,ミステリーになってしまっているようだ。初めて使った人に話を聞いて,そこから辿って行くしかなさそう。タイムマシンが出来ないと無理ですな。

しかし,綴り間違いをさらに省略形にしてしまったら,それはもはや暗号である。何故それが流行って,定着し,さらには全世界に広まってしまったのか,この辺りも日本人には分からないセンスなんだろうか。まぁ,意外と「暗号」ってのはいい線なのかも知れないけど。日本の若者の間で流行る,おじさんには分からない変な省略語と同じ感覚? そういうのって,拡がるの速いものね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

Wake On LANFalse Alarm ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。