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PCは静かな方がいい [ソフトウェア/PC関係]

Flex-ATX電源 TOP-220W-FLEX
意外に当たりだったかも知れない,TOPOWER社のTOP-FLEX-220。80PLUS認証機種かどうかは定かではないが,音は比較的静か。

先日プリンタをラックへ移動したことで,自宅デスクにスペースができたので,取り敢えず古い15インチの液晶ディスプレイを置いてみた。今となっては,1024x768は狭すぎるが,新しいのを買うまでの繋ぎである。とはいえ,わざわざその小さいディスプレイに繋ぎ替えるマシンもない。そこで,組み立てて以来放置しっぱなしの,Atom330のマシンを引っ張り出してきた。マザーボードはIntelのD945GCLF2。手持ちの古いケースに取り付けようとしていたのだが,そのケースの電源がイカレていて動作せず,別の薄型ケース(センチュリーのCF-A6719WT150)を購入したのであった。しかし今度は,動作に問題はないものの,とにかくうるさい。音が気になって仕方ない性分なので,家のマシンはそれなりに静音化している。元々,ESXiの常時稼働サーバーを導入する前に,ホーム・サーバー用を見込んで購入したのだが,とてもじゃないが24時間運転なんて耐えられない騒音だ。結局,以来休眠状態になってしまっていた。

今回引っ張り出してみて,改めてその音に閉口。これではやはり使う気にならない。何とかならないものだろうか。騒音の原因のひとつは,マザーボードのチップセットに取り付けてあるファンである。せっかくAtom330がファンレスなのに,チップセットにファンが付いてては台無しだ。一体どういうつもりで,こんなデザインにしたのだろうか。とはいえ,止めてしまうのも危険な感じ。たまたま,同じサイズのファンを以前購入していた(Link Stationのファンと交換するつもりだった)のを思いだし,交換してみることにした。

マザーボードに付いていたのは,T&T製の4010H12Sというファン。回転数6000rpmの高速タイプで,音は最大28db。これじゃうるさいはずですな。で,交換に使うのは,ADDA社製,42000rpm,音は14db以下というもの。相当静かになるものと見込まれる。

ATXPower.png
COM側は,COMならどのピンでも良いはず。なお,試す場合はあくまで自己責任でどうぞ。失敗して何か事故が起きても,当方は一切責任を持ちません。

しかし,スイッチを入れてみると,心持ち静かになったような気もするが,依然としてうるさいと感じるレベル。ということは,電源ファンもうるさいのか? 電源単体だけで確認したいところだが,ATX電源はマザーボードに取り付けてスイッチを入れないと,動作しない仕組みになっている。そこでちょっと調べてみたところ,マザーボードに繋げる24ピンのコネクタで,ある2本のピンをショートさせればよいことがわかった。爪を上にしてピン側をこちらに向けて持ったとき,上の段の左から4番目と5番目のピンがそれだ。ブレッドボード用のケーブルの先を,それぞれの穴の金属とプラスチックの間に差し込んで導通。でコンセントのスイッチを入れると,電源のファンが回り出した...やっぱりこれが元凶か...。

電源のファンがうるさいとなると,手も足も出ない。電源ファンの交換はさすがに危険すぎるし。仕様上は可変速(600~4000rpm)となっているのに,常に全速で回ってる感じ。う~む。当時電源付きで7千円くらいと,お安いとは思ったのだが,こんな罠があるとは。さて困った。

となると,やっぱり古いケースの電源を交換するしかないか? これは,かなり前に購入した,WiNDyのFOCUS F1000Bというベアボーン・キット。2003年7月頃の製品レビューの記事が見つかったので,8年近くも前のことみたい。見た目がスタイリッシュなのと,ケースの剛性が強いので気に入っている。このまま引退させるのは惜しい。値段も結構したような記憶があるし。F1000Bの電源は,ACHME社製のAM630BS20S08で,サイズは82x42x150mm。以前探した時には適当なものが見つからなかったのだが,改めてAmazon.co.jpで探してみると...おっ,ぴったりのサイズのやつがいくつかあるではないか。

最初に目にとまったのは,EnhanceのFLEX0130B-01XG。サイズはぴったりで,8197円也。しかし,カスタマー・レビューを見ると,やっぱりちょっとうるさそうな感じ。で次が,TOPOWER社のTOP-220W-FLEXという製品,6980円。TOPOWER社の電源は買ったことないけど,結構見かけるし,評判も悪くはなさそう。でも,この製品に関しては,使っている人の情報が見つからない。TOPOWER社のホームページをチェックしてみると,TOP-FLEX-220という,微妙に違う型番のものが見つかった。果たして同じものなのか? 80PLUS認証も取得しているみたい。しかし,Amazonのページに書いてあるのとは,コネクタの数がこれまた微妙に違う。TOP-FLEX-220で検索すると,くしくもWiNDyが自社製ケースで採用していることも分かった。静音性は不明だが,「ハイクオリティ電源」と書いてある。そこに掲げられているコネクタ数は,Amazonのものと同じだ。なんだか情報が混乱して,どれが正しいのやら。しかし,他にあまり選択肢もないし,所詮7千円程度のものと割り切って,購入してみることにした。

到着したのは,何も印刷されていない,いかにもバルク品という感じの白い箱に入ったモノ。気になる型番は,やっぱりTOP-FLEX-220と印刷されている。でも,TOPOWER社のサイトの写真とはラベルが違う。WiNDyのとも少し違うみたい。OEM向けに少しカスタマイズしたものなのだろうか。で,まず単体での音を確認するために,前述の方法でピンをショートしてからスイッチを入れてみる。明らかに音が小さい。良かった。4cmファンなので,大きなファンに比べればそれなりの音はするけれど,許容範囲内といえるだろう。F1000Bの電源と大きさもほぼ同じで,問題なく取り付けることが出来た。チップセットのファンがなければもう少し静かなんだろうけどね。

ところで,F1000Bに元々付いていたマザーボード(Shuttle FB54)だが,古い電源がおかしいせいで暖気が必要だったのかと思いきや,新しい電源でもまったく症状は同じだった。ということは,マザーボード自体に異常があるということなのだろう。今更Socket478でもないし,このマザーボードはこのまま引退させることにした。センチュリーのケースの方は,あの電源ではもはや使う気にならないが,なにしろ65x65x130mmという特殊サイズなので,市販のFlexATX電源で交換するのは無理っぽい。もったいないけど,こいつも倉庫行き確定である。今後,Mini-ITXケースを買うときは気をつけなければ。

さて,これで快適...と思いきや,ファンの音が静かになったせいで,今度はHDDの音がギコギコうるさい。次はHDDの交換か? 静音にこだわり出すときりがない...。


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