深大寺散策

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深大寺周辺

だいぶ陽気が良くなってきて，家に引きこもってばかりというのも不健康なので，調布の深大寺へ散策に行ってきた。

調布駅から京王バスの「深大寺」行きに乗り，深大寺のある一角をぐるっと左回りに回って，「神代植物公園」の次，「御塔坂上」で下車。深大寺に行く場合は，終点まで行くのだが，御塔坂上から深大寺の参道入口付近までは，道なりに何軒ものそば屋が建ち並ぶ。名物・深大寺そばである。お目当てはその中の1軒，「湧水」というお店。御塔坂上のバス停から3軒目のそば屋だ。ネットでの評判がよさそうだったのだが，行ってみると一際長い行列でびっくり。着いたのはすでに午後1時半と昼時を過ぎていたのに，たっぷり30分近く待たされた。結構地元の人も来ている感じ。

「湧水そば」という9割そばと，季節のてんぷら，たらの芽とこごみを注文。深大寺そばは初めてだが，こしがあって美味かった。そばつゆの味もちょうど良い。たらの芽とこごみは，ホクホクに揚がっていて，口の中でほろっととろけるよう。十分満足である。

昼食の後は，深大寺の周辺を散策。暑からず寒からず，気持ちのよい気候である。桜も満開をちょっと過ぎた頃合いで，まさに桜吹雪という感じで花びらが舞っている。人出は結構な数。ただ，不思議とごみごみした感じはない。「ゲゲゲの女房」を放送していた頃は，もっと多かったんではなかろうか。

参道から山門をくぐって深大寺へ入ると，しだれ桜が綺麗。今，漢字変換して初めて知ったが，「しだれ」って「枝垂れ」と書くのか。なるほど。境内をひと通り見回ってから釈迦堂南門から出て，その右手の道を入り，深大寺のすぐ横を上る。乾門の辺りで左に折れると，細い高い塔が見える。万霊塔というらしい。近くまで行ってみると，そこはペット霊園だった。こういうのもあるのか。そういえば，深大寺周辺は，犬連れの人が多い。犬を連れて入れるそば屋も多いようだ。何かそういうのも関係があるのかもしれない。ペット霊園は，単にお墓だけではなくて，ペットの健康を祈願するところでもあるようで，病気の回復や長生きを願う絵馬も沢山吊されていた。

ぶらぶらと歩き回ること，1時間半ほど。さすがに疲れたので，散策は終了。神代植物公園にも行ってみたかったのだが，時間もあまりなかったので，こちらはまた次回。

実は，昼に食べたそばと天ぷらが意外と腹持ちよく，参道沿いの店の団子やら饅頭やらを食べられなかったのも心残り。初夏の季節のよい時にまた来たいものだ。