花の名前 [日記]
春先の道端によく咲いている,薄オレンジの花。これが,「ポピー」なのだと,今年初めて認識した。 |
花の名も知らぬ朴念仁なれど,歳とともに花を愛でる気持ちくらいは芽生えてくるもの。去年くらいから,道端に咲いている,薄オレンジの花が気になっていたのだけど,名前が分からない。名前を調べるために,写真を撮ってこようと思い立った頃には,すでに散ってしまっていた。
そんな訳で,今年は,咲いたのを見つけてすぐ撮影。で,これは何という花かと人に訊いてみたところ,「ポピー」だろうという。あれ? そうだっけ。だいぶ前だが,「ポピー公園」なるもののそばに住んでいて,見に行ったこともあるはずなのに。それに,もっといろんな色があったような。なのに,近所に咲いているのは,この同じ薄オレンジのものばかり。何故だろう
Webで調べてみたところ,確かに同じ色の同じような花の画像がヒットする。これがメジャーな色なのかも知れない。さらにWikipediaで調べてみたところ,「ポピー」は「ひなげし」なのだそうだ。私と同世代以上には昔懐かしい,アグネス・チャンの曲のタイトルにも入っていた「ひなげし」。名前は知っているのに,どんな花なのか,興味を持ったことすらなかった。ポピーと同一のものだったとは。さらにさらに,「虞美人草」もポピーの別名らしい。もひとつおまけに「コクリコ」も。「コクリコ」は,元はフランス語の"Coquelicot"だということだが,漢字で「雛罌粟」とも書くそうだから,だいぶ昔に日本へ輸入されてきた言葉なのだろう。
それにしても,よくまぁこんなにたくさんの別名があるものだ。しかも,どれもそこそこ知られた名前。それだけ身近な花だったということなのだろうけどね。花の名前は奥が深い...。
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