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ライブ参戦記: THE LIPSMAX@横浜THUMBS UP (その1) [音楽]

横浜THUMBS UP

昨晩,9/10(木)に横浜THUMBS UPで行われた,THE LIPSMAXのライブに行って来た。まだ興奮冷めやらず。

前回8/28のライブから間があまり空いていないが,Drumの山口美代子さんが,10月はtricotの北米ツアーに行ってしまうため,これを逃すとしばらく観られない可能性があり,絶対に外せない。それに加えて,THE LIPSMAXの横浜デビュー。私は横浜生まれの横浜育ちなので,これは是非とも応援せねば。実は横浜のライブ・ハウスって行ったことなくて,そういう意味でも楽しみ。相鉄ムービルの中に,ライブ・ハウスがあるなんて知らなかったし。しかしねぇ,今でこそ,ちょいちょいライブハウスに行ってるけど,以前はなんとなく抵抗があって,ちょっと敬遠してたのだ。今思えば,もうだいぶ前のことだけど,横浜・関内でやった,和田アキラ氏と渡辺建氏の「DUOLOGUE」のライブ,行っとけば良かったな...。少し悩んだのだけど,結局断念してしまった。もうあの2人のセッションなんて,観られる機会があるか分からないのに。つくづく,勿体ないことをした。

それはともかく。

しかし,相鉄ムービルなんて久し振り。20年以上振りくらいかも。高校時代は毎日横浜経由で通学してたのにね。今も比較的近くには住んでいるのだけど,横浜より,渋谷とか町田に出る方が便利なので,横浜に出て来る機会がめっきり減ってしまった。ムービル周辺も,昔はもっとゴチャゴチャした雰囲気だったのに,随分すっきり綺麗になった。

今回のチケットは,いつものe-plusとかでは買えなくて,THUMBS UPのHPから,WEBフォームに記入して予約した。すると,お店から予約確認のメールが届く。で,当日現地でお金を払ってチケットを受け取るという仕組み。さらに,いつものライブハウスと違って,1ドリンク&1フード制なんだそうな。フードも,立って食べられるようなものじゃなくて,パスタとか普通の食事みたい。って事は着席? あ,「入場後はスタッフが各テーブルまでオーダーを伺いに廻ります」だって。やっぱりテーブル席なんだな。っていうか,ライブ・ハウスじゃなくてライブ・バーなのね。

THUMBS UPはムービルの3F。横浜西口五番街から,川の上を通る陸橋を渡った2Fから入って,ひとつ上がったところ。開場より10分ほど前に着き,店の中に入ってチケットを受け取ったら,一旦外に出て,チケットの番号順に入場。前には十数人。前の方の席は無理かと思ったのだが,運良くステージに一番近いテーブルの席を確保できた。当然,ベース・アンプ側。店内は思ったより広くなくて,レトロというか,オールド・アメリカンな感じというか,でもなかなか良い雰囲気。ステージは低くて,奥行きも余りない。ライブ・ハウスより距離感が近いかも。ベース・アンプの左横奧には,TOKIEさんの赤いアップライト・ベースが立ててある。ベース・アンプの前には,もう一つ普通のベースが立ててあって,こちらは対バンのBassの人のものなのだろう。

注文を取りに来たので,ミートソース・パスタと生ビールを頼む。自分でもミートソースを良く作るので,店の味が気になって。ふとカウンターの方に目をやると,美代子さんがお客さんと話してるのが見えた。知り合いの方なのか知らん。出来てきたミートソースには,ミート・ボールが入ってた。なるほどね。それもいいかも。パスタは,幅の狭い平たい麺。これもいい。今度試してみよう。ただ,味の方は,美味しいけれどちょっと濃いめ。もうちょい,あっさりしてる方が好みかな。

パスタも食べ終わって,でもなかなかライブが始まらない。あれ? と思ってチェックしたら,18:30開場,19:30開演だった。ちゃんと食事をする時間を取ってあるのか。でも,さっさと食べちゃったので,ちょっと手持ち無沙汰である。生ビールも飲み終わってしまったので,仕方なく追加でジン・トニックを注文。まぁのんびり飲みながら待ちましょう。

開演時間を10分ほど過ぎた頃か,ようやく店内の照明が落とされた。音楽に乗せて,キラキラしたフェミニンな揃いの衣装の3人が登場。銀色の短いワンピースに黒のストッキング。うち2人は髪が盛ってあって,ちょっと昭和なセクシー感。これが,今日の対バンの「ズクナシ」か。若干年齢不詳。Drumの人,綺麗だな~。好きなタイプ。この人は,髪短めで,盛ってない。茜さんというそうだ。Bassの人も,よく見ると結構美形。Tシャツの似顔絵のアゴが尖ってて...とか言ってたけど,美人って,ほんの少しアゴがしゃくれてるくらいの人に多い気がする。Vocal&Guitarの人は,誰か昔の女優さんだか歌手だかで,似た人がいたような...。ザ・ピーナッツとはちょっと違うか? 思い出せない。

考えてみればこのバンド,バンド構成がTHE LIPSMAXと全く同じだ。対バンでは多分初めて。そういう観点で聴き比べても面白そう。で,一体どんな曲をやるんだろうと思ったら,やっぱり見た目の通り昭和っぽい,ちょっと当時のグループ・サウンズを髣髴とさせる感じかな。悪くない,Vocalの人は,サービス精神旺盛で面白い。「安室奈美恵」とか名乗ってるし。前の方はTHE LIPSMAX目当てのお客さんが多かったようだけど,すぐにその心を掴んでしまったように感じた。歌詞もコミカルなものがあったりして,すごく盛り上がった。嫌なやつとの縁を「チョキチョキ」切っちゃう歌(タイトルが分からない)とか,「O型の女」とか,面白かった。

といって,ただ面白いだけのバンドではなかった。いや,こういうのって,上手い人がやるからこそ面白いんだよね。Vocalの人(衣美=えみさん)の声はパワフルで伸びがあって良い声。笑いを取るところも含めて,声の表情が実に豊かだ。そしてBassのspicy-maricoさん。最初は普通にBassを弾いているだけのように感じてたのだが,気付いたらその右手に見とれてしまっていた。弦を弾く右手の指の動きが,とてもしなやかで綺麗なのだ。指も綺麗なんだけどね。そして,そこから転がるように軽快な音が生み出されていく。この人のBassの音,好きかも。さらに,Bass弾きながらコーラス,という,私にはとても無理なことをやっているだけでも尊敬ものなのだけど,それが結構本格的。この人,普通にLead Vocalとっても上手いんじゃないかな。声量のあるとても綺麗な声。だからこそ,衣美さんとで,バランスのとれたハーモニーが生み出せるのだろう。

そして,Drumの茜さん。そんな細い華奢な身体で,何故Drum? と思ってしまうけど,なかなかどうして,キレのある,メリハリのきいた音。その上,その容姿。シンバルを叩いたそばから,手で掴んでミュートする動作がツボ。衣美さんの,しょうもないMCで,つい笑ってしまってる表情もツボ。この人観るためだけに,ズクナシのライブに行ってもいいかと思ってしまった。いや,決して可愛いからってだけじゃないですよ。それだけで,好きじゃない音楽は聴けない性分なんで。あー,やっぱり物販でサインもらってくれば良かったか...。後悔先に立たず。

そんな訳で,初ズクナシ,思い切り堪能した。THE LIPSMAXの対バンじゃなかったら,絶対に巡り会ってなかったバンド。THE LIPSMAXのワンマンも観たいけど,こういう対バンの楽しみも捨てがたいんだよな。

ズクナシで語りすぎて,長くなってしまったので,次回に続く。


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