プリンタ背面の省スペース

L字型コネクタのAC電源ケーブルと，好きなように曲げられるUSBコネクタのアダプタ。USBの方は良かったのだが，電源ケーブルは定格電流不足...。

去年の暮れに，格安で買ったモノクロ・レーザー・プリンタのLP-S100。大変重宝してるのだが，ちょっと困ったことがひとつ。プリンタの背面は窓側に向いており，窓のこちら側にはブラインドが降りるようになっている。プリンタの背面にはUSBとAC電源用のコネクタがあって，普通にケーブルを挿すと背面に対して垂直となり，窓の方向に向かう。そのため，窓に近付けすぎると，ブラインドがコネクタやケーブルに当たってしまうのだ。。あるいは，ブラインドを下げているときに，それをケーブルが押すような形になってしまう。仕方ないので，プリンタを少し手前に引いているのだが，微妙にスペースがもったいない。ケーブルが背面に平行になるようにする，変換コネクタみたいなものはないだろうか。

ということであれこれ検索して見つけたのが，写真の2つ。AINEXの「AC電源ケーブル極細L型タイプ ACP-15L-BK」とサンワサプライの「3DUSBアダプタ AD-3DUSB10」。L型はともかく，3DUSBって...。検索でなかなか見つからないわけだ。いずれも600円前後とリーズナブルなので，早速購入。

USBの方は，右にも左にも好きなように曲げられるタイプ。機器のコネクタの向きに関わらず使えて便利。一方のAC電源ケーブルは，機器側が3Pタイプなので向きに注意。右出しとか左出しとかいろいろあればいいのにね。LP-S100に繋げると，ケーブルが下向きに出るので，棚と干渉するかと思ったけどOKだった。しかし，その時ふとコネクタの横の文字が目に入った。「7A 125V」。これって大丈夫? 7Aってことは，700W。いくらなんでもプリンタで700Wはないだろう...と思ったのだが，念のためマニュアルをチェックしてみると，なんと「定格電流9.2A」。定格オーバーじゃん。ありゃりゃ。消費電流は最大720W。計算が合わないけど，720W→7.2Aだって定格オーバーだ。「極細」ってところがちょっと引っかかってはいたんだけど。因みに，付属のACケーブルは12A。流石にちょっと不安なので，使用を断念した。

しかし，探してみると，L字型の電源ケーブルは意外にないのだ。あっても，同じ定格7Aくらいのものがほとんど。ようやく見つけたのが，ケーブル・ダイレクトというお店の，「ACJ-2P3LS-12A-02」で，定格が12A 125V，税込み745円。これだ。送料と代引き手数料で商品価格を上回ってしまうが仕方ない。

というわけで，図らずも中途半端な感じになってしまったが，発注しているケーブルが来れば，およそ10cmほどプリンタを奧に移動できるはず。たかが10cmに3千円近くつぎこんだ計算になる訳だが，それでも「されど10cm」なのだ。