SSブログ

フラックス [電子工作]

サンハヤト HC-101F 基板製作用 必要な部分にピンポイントで塗布できるフラックス
サンハヤトの「フラックス・ペン 細字タイプ」。半田付けするリード線なんかに,きゅきゅっと塗りつける。

先日,半田付けのことを書いた際に,錫メッキ線の半田の乗りの悪さについて触れた。後から考えてみると,これってフラックスを使えば済むことなんではないか?

フラックスというのは,昔はよく「ヤニ」と呼んでいたやつで,半田付け対象の金属表面の酸化物を除去し,半田が金属に染み込みやすいようにするためのもの...らしい。この辺の話については,「はんだマニアックス」というサイトが参考になる。ともあれ,半田付けにフラックスは必要不可欠。でも,普通は「ヤニ入り半田」とかいって,糸半田の中に微量のフラックスが含まれていることが多い。なので,わざわざ別途フラックスを用意する必然性ははない。

さてこのフラックスには,もうひとつ,界面張力を減らす作用があるそうだ。錫メッキ線が半田をはじいてしまってうまく付かないのは,界面張力のせいでは? 半田に含まれている微量のフラックス程度では,錫メッキ線の界面張力に勝てないのかも知れない。あるいは,作業にもたついている内に熱で蒸発してしまい,本来の効果が発揮できていないのかも。それならフラックスを足してやればいい。そう考えると,試してみたくてうずうずしてきたので,早速フラックスを購入してみることにした。小瓶入りのハケで塗るタイプもあったのだが,扱いが便利そうなペン・タイプのものを選択。サンハヤトの「フラックス・ペン 細字タイプ」である。

果たして錫メッキ線の半田付けに効果はあるのか。実験してみたところ,劇的に...というほどまでではないものの,明らかに半田の乗りはよくなっている感じ。少なくとも強烈にはじくことはない。仕上がりはまだまだ不細工だけど,しっかりくっつくようにはなったようだ。これは便利である。

もともと半田付けは上手くないのだけど,最近ちょこちょこやってるせいで,少し慣れてきたかな。半田が溶ける時のものか,フラックスのものかは分からないけど,半田付けの時のあの独特の匂いが結構好き。しかし,せっかく慣れてきても,ちょっと間が空くと忘れてしまうんだよね。感覚が戻る頃には,作業は終わってしまうし。かといって,そうそう作るものもないしねぇ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。