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6年越しのドップラー効果 [電子工作]

秋月の「ドップラー動体検知キット」を組み立てたもの。上がドップラー・センサー・モジュール。

何かArduinoに繋げて遊べるものはないかと頭を捻っていたら,ふと昔買ったままほったらかしにしてあったあるものを思い出した。秋月電子の「ドップラー動体検知キット」。面白そうだと思って2個も買ったのに,組み立てすらしていなかったのだ。記録を調べてみると,購入したのは2004年7月。なんと7年も前のことである。ということで,まずはこいつを組み立ててみることにした。

指定された場所に,指定されたパーツを嵌め込んで,裏で半田付けするだけなので,簡単は簡単なのだが量が多い。抵抗とコンデンサはそれぞれ20個以上。特に大変なのは抵抗のカラー・コードの読み取り。4~5mmしかない本体に4本のカラー・バーが印刷してあって,その色と並びで抵抗値を表しているのだが,これがわかりにくい。似たような色も多いし。っていうか,昔はここまで分かり辛いとは感じなかったので,いよいよ老眼の気でも出て来ているのだろうか。結局,一応それらしいのを選んだ後に,テスターで抵抗値を確認するようにした。1つ2つ読み取り間違いがあったので,やはり確認は必要である。

このキットには,肝心のドップラー・センサー・モジュールとの接続部品が付属していない。そこで,基板上とドップラー・センサーにそれぞれピン・ヘッダを取り付けて,QIコネクタ付きのケーブルで接続するようにした。ACアダプタは5.5~12Vの2.1mmプラグのものが使用できるので,手持ちの9Vのものを使用。極性は基板上のジャンパ線で選択できるので,内側が+でも-でもOK。まずは基板だけで通電し,ドップラー・センサーとのインターフェース部分に5Vが来ているのを確認。ついでセンサーのコネクタを差し込む。センサーが反応しているかどうかは,基板上の赤色LEDで分かるようになっている。しばらくじっと身動きしないでいるとLEDが消灯し,少し動くと点灯する。一応正しく動いているみたい。唇をちょっと動かしただけでも点灯するのだが,これが唇の動きを感知しているのか,それにつれて他の部分が動いてしまっているのを検知しているのかは不明。まぁ,結構敏感に検知できることは間違いないようだ。

さて,これをArduinoにどう繋げるか。ACアダプタが5.5V以上になっているのは,そのすぐ後段にある3端子レギュレータで5Vにするときの,ドロップ電圧を考慮したものだろう。なので,レギュレータを通さずに給電するようにすれば,Arduinoからでも給電できるはず。ちょっと改造が必要になってしまうけども。で,基板の負荷を接続する部分を,Arduinoのデジタル・ピンとGNDに繋げばよさそうだ。

ところでこのドップラー動体検知キット,10.5GHzのマイクロ波を使用しているため,電波法により屋内での使用に限定されているとのこと。ってことは,玄関などで近付いてくる人を検知するのに使ってはいけないということ? 防犯とかに使うには,ちょっと制限がありそうだ。ベランダとかはどうなんだろう。やっぱり壁に囲まれていないといけないのかな。じゃぁ,窓が開いてたら? 電波法をよく知らないと,何をどう気をつけたらいいのかもよく分かりませんな。


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