トレシーでiPadを綺麗に

東レのスマートフォン・トレシー。色は3色用意されているけど，私のはこのブルー。

iPadを使い出してからの悩み，というか，Android端末IS01でも，よくよく思い出してみれば，WillcomのW-ZERO3やWILLCOM 03の頃，いやいや，それよりさらに前，Zaurusを使ってた時からずっとそうだった訳だが，タッチパネルで一番気になるのは油汚れ。最大の弱点と言っていいだろう。何しろ，指でタッチしないことには操作できない訳だから，指紋やら指先の皮脂やらがつくのは，いかんともしがたい。iPadの場合，動画を観たり，本やマンガを読むのに便利なせいで，それが余計に気になる。で，その都度，100円ショップで買ってきた眼鏡拭きで拭くのだが，これがまた，クリーニングしているというより，ただ油の膜をこねて薄く延ばしているだけのようで，ちっとも綺麗にならない。確かに100円のじゃ安物過ぎるのかも知れないが，高けりゃ綺麗になるって物でもないような気がする。そんな訳で，ブツブツ文句をいいつつ，100円の眼鏡拭きで，根気よく磨き続けていた。

そこへ，7/27の「スタパブログ」の記事である。東レのスマートフォン用トレシーを紹介している記事だ。これがなんと，スタパ齋藤氏曰く，油汚れが「ズギャっと」落ちるらしい。ホンマかいな? 半信半疑ながら，そんなにいうなら試してみたい気が。しかし，この時点でまだAmazon.co.jpでの取り扱いがなく，確実なのは東レ直営のインターネットショップ。1枚税込み525円のところ，今なら期間・数量限定の3枚セットが，1260円。...って，いきなり3枚もいらないし，購入価格が3150円未満の場合は，送料が500円かかるのだと。他に買う物もなし，送料込みで3枚1760円じゃ，まったくお得感なし。薄っぺらくて，ちっちゃい物なんだから，せめてビザビみたいに，メール便160円とかにしてくれればいいのに(註:ビザビというのは，私が愛用している液晶保護シート，「OverLay Brilliant」シリーズのメーカーのオンライン・ショップ)。

しかたなく，しばらく待つことにして忘れていたのだが，数日前に突然思い出して，Amazon.co.jpでチェックしてみた。すると，いつの間にやら取り扱いが開始されている。登録情報によれば，8/3からとなっているので，そのブログ記事を読んだ1週間後ぐらいのことだ。やれやれ。まぁ，ともかく注文した。翌日，発送のお知らせが来て，配送方法が「ゆうメール」になっていたので，こりゃしばらくかかるかと思っていたら，その翌日に到着した。日本郵便って，宅配物に関しては妙にトロい印象があるのだけどね。いろんな意味で。っていうか，Amazon.co.jpって，いつから日本郵便も使い出したんだろう。

で，早速使ってみた。いやいや，これ，本当に見事に油汚れが綺麗に取れますな。さっと，一拭きで。「ズギャっと」って表現はオーバーではなかった。素晴らしい。さすが東レという感じ。これで525円なら，汚れの落ちない100円ものに比べても充分安い。これぞまさに「安物買いの...」であった。これで日々快適にiPadで楽しめるというのものである。紹介してくれたスタパ齋藤氏に感謝。

「トレシー」といえば，元々眼鏡拭きで，その昔，作家の遠藤周作氏がCMに出ていた記憶がある。東レの「沿革」によれば，トレシーの本格販売が開始されたのが1987年となっているので，もう25年近く前のこと。CMでは，遠藤氏がとぼけた声で，[トレシーくれよう，トレシー」とか言ってたように思うのだが，定かではない。相手には「きょうこ～」と呼びかけてたと思うのだが，あれは誰だったんだろう。奥さんでもないし，娘はいないみたいだし。Webで探しても情報は見つからず。やっぱり，90年代より前のことになると，とたんにネット上の情報は乏しくなりますな。