早過ぎる世代交代

Sandy BridgeのCore i7，2600K。現在2万5千円前後くらい。

現在現役稼働中のESXi(今はvSphereと呼ぶらしい)サーバー，NEC Express 5800 S70 タイプSD(S70SD)の将来の置き換えのつもりで，昨年末に購入したS70 タイプRB(S70RB)。元々載っているCPUがPentium G6950なので，VMホストにするのに，そのままではさすがに力不足。当然CPUを載せ換える予定だったのだが，誤算は，年明け早々に発表・販売開始されたSandy Bridge。S70RBのCPUソケットはLGA1156なので，新しいCore i7は使えない。けれども，新しいのが出てるのに，同じくらいの価格の古いCore i7を買うのも釈然としない。型落ちということで，せめてもう少し安くなれば...なんて考えている内に，世間はすっかりSandy Bridgeが主流に。インプレスのAKIBA PC Hotline!の「CPU最安値情報」からも，LGA1156用CPUはとっくに姿を消してしまっている。

古いCore i7(Lynnfield)が発表されたのは，2009年の9月のこと。ちょっと世代交代が早すぎるんじゃないんですかい。今となっては，ますます古いCore i7を買う気にはなれない。値段も思ったほど下がってこないし。かといって，S70RBのマザーボードには，Intel製のGigabit LANがオン・ボードで載っているので，簡単に置き換える訳にはいかない。普通に売ってるASUSやらGigabyteとかのマザーボードに載ってるLANは，Realtek製が多いのだが，残念ながらvSphereでサポートされていないのである。

このままS70RBを放置するのももったいないし，はてさてどうしたものか。実は，昨年10月に購入した，ASUSのP7H55-M/USB3で組んだマシンがあって，こっちにはCore i7 870が載せてある。かくなる上は，取り敢えず両者のCPUを入れ替え，最終的にはP7H55-Mを諦めて，Sandy Bridgeに移行するのが得策だろうか。この場合，無駄になるのはASUSのマザーボード1枚で済むのだけど，まだ1年も使っていないだけに，勿体ない感じ。悩むところである。

どうせなら，LGA1366の後継を待って，トリプル・チャネルで24GBメモリもいいかな，と思うのだけど。折角メモリが爆安なのに，LGA1155じゃ16GB止まりだし。最近，会社であるラックマウントのサーバーを買おうと調べていたのだけど，メモリ・スロットが最大64，モジュールが1枚最大32GBで，トータル2TB搭載可能なんだって。ハードディスク並み。桁が違いますな。フル装備するにはそれなりにお金がかかる訳だけれども。PC用には，4GB超のメモリは出て来ないんだろうか。せめて，メモリ・スロットをもっと増やすとか。