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壊れた靴 [買い物]

ある日,同僚と立ち話をしている時に,ふと自分の足元に目を落とすと,靴の先に穴が開いている。席に戻ってよく調べてみると,靴底との際の部分で,革が縫い目に沿って避けてしまっているらしい。安物とはいえ,まだ買ってから半年も経っていないはず。色違いの2足で履き回しているので,そんなに酷使した訳でもないだろう。そもそも,こんな箇所が破けるのは初めてだ。

これはさすがにクレームを付けてもよいだろう,ということで,買った時のレシートを探し出した。こんな時には,日頃捨てられずに束にして取ってあるのが役に立つ。購入したのは3月の末。やっぱり,半年経っていない。

早速,靴とレシートを持って店に行き,修理は出来ないかと尋ねると,修理は無理で,返金か新品交換になると言われた。まぁ安いものだしねぇ。修理コストが合わないんだろう。返金されてもどうせ同じものを買うだけなので,交換してもらうことにした。取り敢えず,新しくなったので,今のところは快適。まぁ,最悪あと半年は持つだろう。それで壊れてしまっても,トータルで1年は持ったことにもなるし,次は新しいのを買ってもよいかな。

何故そこまでこの靴に拘るかというと,ただ安いからという訳ではなくて,自分の希望する条件を満たす靴がなかなか見つからないからなのである。見た目は一応革のビジネス・シューズっぽくて,でもカジュアルとしてもおかしくないもの。スポーツ・シューズっぽいのは不可。だけど,靴底はゴムでクッションがあって滑りにくく,全力疾走だって出来そうな走りやすいものでないとダメ。せっかちなので,結構走ったりすることがあるのだ。なので,当然重いのもNG。足が痛くなるのは嫌なので,革は柔らかめ。走ったりすると,折れ目ができてそこから傷んだりするので,合成皮革の方が望ましい。昔は,REGALの靴を好んで履いていたこともあったけど,あんな硬いのはもう無理。...なんて条件で探してみると,まぁ見つからない。あんなに種類があるのに。靴屋を何軒回って見つからないので,最後には疲れて嫌になってしまう。

何年も前に,いいのを見つけて,かなり気に入って履き続けていたのだが,壊れて同じのを買い直そうと思った時には,モデル・チェンジしてなくなってしまっていた。日本って,どんどん新しい製品を出して,古いのは後継製品で置き換えてしまったりするので,気に入ったものを永年使い続けるというのが難しい。会社としては後継製品のつもりでも,見た目や仕様が少しでも変わってしまえば,消費者にとっては別製品だ。靴を気に入るかどうかは結局主観的なものだしね。かといって,靴なんて所詮消耗品だから,いくら大事に使っても,同じものを何年も何十年も使い続けるというのは難しい。

そんな訳で,今履いている靴は,ベストではないけれども,数少ないベターな靴なのだ。また探して回るのは面倒なので,このモデルが廃番になるか,偶然もっといい靴を見つけるまでは,これでいきたい気分なのである。

ところで,靴とか服とかって,家電とかと違って保証書がないよね。あれって,定期の保証はしかねるってことなんだろうか。今回みたいに壊れたケースの対応は,店の人の胸三寸なのか知らん。商品を販売している以上,保証ポリシーははっきりしておいて欲しいと思うのだけど。


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