水絆創膏 [健康]
大木製薬のリュウバンS。近所のドラッグストアで,598円だった。 |
最近めっきり涼しくなってきたとはいえ,陽の当たるところはまだまだ暑い。今日なんて,空は秋らしく高くなってきて,雲も少ない快晴だったけど,穏やかとは言い難い日差しの強さだった。そういえば,20年前も,こんな風に青空の広がった暑い日だったっけ。
それはさておき,人差し指の先っぽをハサミで切ってしまった。といっても,切り取ってしまった訳ではなくて,ハサミの刃を滑らせて,小さな裂傷を作ってしまったのである。刃に油汚れがついてしまったので,ティッシュをアルコールで湿らせて,拭き取っていた時のことである。カッターナイフとかならもっと慎重になるのだが,ハサミだったのでちょっと油断した。刃先にそってスーっと滑らせた時,ティッシュがするっと抜けて,皮膚に直接当たった状態で刃が滑ってしまったのだ。100円ショップの,さほど切れ味が鋭い訳でもないハサミなのだけど,結構切れるものなんだねぇ。傷は浅く,出血もわずかだったのだが,付近を押すと,何かの口のようにパクパク傷口が開いてしまう。これじゃベースも弾けないぜ...って,まぁ日頃そう弾いてる訳でもないんだけど。
このままでは水もしみるし,作業をしている時に傷口が開けばちょっと痛い。何よりパクパク開いたり閉じたりしていたら,傷口がくっつかなそう。それでなくても,組織の再生速度が遅くなっているのに。そこで絆創膏を貼ってみた。しかしこれが具合が悪い。まず指先の微妙な感覚が損なわれるので,キーボードが叩きにくい。一日中PCの前に座っている仕事なので,これはかなりストレスが溜まる。そして更に悪いことに,手を洗った時などに絆創膏のガーゼ部分が湿って蒸れてしまい,指先が白くふやけてしまうのだ。これでは更に組織の再生が遅れてしまいそう。単に傷口を固定できれば良いだけなのだが,何か良い手はないだろうか。
ここで,昔プロ野球選手か何かが,「水絆創膏」とかいうのを使ってると言っていたのを思い出した。普通に薬局で売っているものなのか知らなかったが,行ってみたらちゃんと絆創膏売り場に置いてあった。今回購入したのは,大木製薬の「リュウバンS」。漢字では「流絆」と書くらしい。流体絆創膏ってこと?
リュウバンSは,金属製のチューブに入っていて,見た目はそのまんま接着剤という感じ。患部に塗って延ばすためのヘラまでついてる。中身も透明なゲル状の液体で,有機溶剤系の匂いがするところも,まさに接着剤。少量ヘラに出して,傷口をくっつけた状態の上に薄く塗る。少し待つと,これが乾燥して薄い膜になる。子供の頃,セメダインCが手についてしまった時に出来た膜のようだ。2度塗りするとよい,と書いてあったので,乾いた上からもう一度薄く塗って乾くのを待つ。これでOK。結構しっかりくっついている感じ。傷口のごく周辺にしか塗っていないし,膜も薄いので指先にあまり違和感もない。手を洗っても,取れることはないし,患部が蒸れる心配もない。これはなかなか優れものである。
膜は,大体1日くらいで自然に剥がれてくるので,まだ直ってないようならもう一度塗る必要がある。逆に早く剥がしたい時は,リュウバンSを上から塗ると膜が溶けるらしいので,乾く前に拭き取れば良い。あるいは,マニキュアの除光液でも取れるとのこと。
大人になってからは,転んだ時の擦り傷とか,子供の頃のような怪我はしなくなったけど,紙の縁ですっと指を切ってしまうことはよくあるんだよね。特にこれから,乾いた季節になってくると,尚更である。そんな時,水絆創膏を1つ常備しておくとよさそうだ。ただ,あまり深い傷に使うのは宜しくないようなので,注意が必要。いずれにしても,使用上の注意をよく読んでから使用して頂きたい。
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