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逆さ富士 [日記]

山中湖そばにある「大豊」の「富士桜鱒寿司」。定食は1600円,寿司単品は1500円。

カメラを持って,富士五湖方面へ行ってきた。

中央高速で河口湖まで行き,そこから富士五湖道路を通って,山中湖まで。河口湖に近付くにつれ,富士山がその雄大な姿を現し始めた。上空は一面薄雲に覆われて,決して好天とはいえないが,富士山の姿を遮る雲はなく,いつに増してよく見える。時折,頂上付近を小さな雲が隠すくらい。

いつもの如く出足が遅いので,着いたのはもうお昼過ぎ。となると,まずは腹拵え。山梨県と言えば,「ほうとう」である。山中湖IC北交差点を右へ138号線に入り,1km程先の山中湖西交差点を左折。その717号線を少し行って,花の都公園入口交差点を過ぎた辺りの左手に,「日本料理 大豊」という看板が見える。フジテレビの「もしもツアーズ」で以前紹介されたことのある店である。もしもツアーズでは「富士桜鱒寿司」というのが紹介されたらしい。ということで,一応これを1つ。それから,この店では味噌ベースでない「塩ほうとう」というのがあって,珍しいらしいのだが,ここはやっぱりノーマルで味噌ベースの「豚ほうとう」。

「富士桜鱒寿司」というのは,富士山の伏流水で育ったニジマスを,桜のチップで冷燻にしたもので作った鱒寿司。鱒と酢飯の間に山椒の実とか桜の葉とかがはさみ込んであって,香りもよく美味。「豚ほうとう」は,割とあっさりとした味噌味で,あまり味噌の濃いスープが得意でない私にはぴったり。さらに,壷に入れた辛子味噌が添えられていて,これを足すとまた味が引き締まる。辛子味噌と言っていたが,ちょっと柚子胡椒っぽい感じでもある。ほうとうというと,ちょっとモッタリした味という印象があったのだが,全く違って,とても美味しかった。

その後,戻るのが面倒だったので,山中湖へは寄らず,ちょっと先の忍野八海へ。ここは,小学校か中学校の遠足か何かで来た記憶があるっきり。綺麗な湧水の池があって,水車小屋があって,...という思い出がある。周辺に無料駐車場はないようで,買い物をすると無料になる,という土産物屋の駐車場に駐める。メインの池の方まで歩いて行くと,意外にも結構な人出。こんなにメジャーな観光スポットだったのか。小さな池が8つばかりあるだけなんだけどね。人が多くてワサワサしているせいか,記憶にある忍野八海のイメージとはちょっと違って見える。さらには,水辺のせいか小虫が凄い。さほど見るものもなかったので,さっさと退散。

次なる目的地は,鳴沢氷穴。昔来たことがあるようなないような。駐車場は無料だけど,氷穴に入るには,入場料280円が必要。近くにある風穴とセットで500円というのもあったが,穴ばかり巡ってもということで,氷穴だけにした。氷穴に降りていく階段は,石段のようなもので,段の高さも幅もまちまち。結構急で,滑りやすいところもあったりと,歩きにくい。しかも途中しゃがまないと通れないような低い穴を抜けなければならない。こんなの通った記憶がないから,やっぱり来たことなかったかな? あるいは,こちらがでかくなって,一層通りにくくなったせいだろうか。ようやく下まで辿り着くと,ところどころにレンガのような氷が積まれている。昔はここで氷を保存したらしい。入り口には,中の温度は0℃と書かれていたが,それほど寒い感じはなかった。でも,氷が溶けていないのだからやっぱり0℃位だったのだろうか。夏に来れば涼しいのだろうけど,今の季節だとさほど感動はありませんな。

西湖・根場浜から望む富士山と,湖面に映る「逆さ富士」。

鳴沢氷穴はちょうど西湖の南辺りにあるので,次に西湖へ向かった。富岳風穴のちょうど前の交差点を右折すると西湖方面である。途中,龍宮洞穴だとか蝙蝠穴だとかの看板が出ている。この辺は穴ばかりなのね。つきあたりを左折し,次のつきあたりを右折すると,西湖の西の端に出る。根場浜というところらしい。そこにある,車十数台分の無料駐車場に車を駐めた。駐車場から湖畔の浜へ出て行くと,なんとここが絶景ポイントだった。正面には富士山,そして湖面にはそれが逆さに映った「逆さ富士」。これは見事。しかも,あまり観光開発されていない西湖ではあるが,ここはまたとりわけ閑静な場所。湖畔に佇んで風景を眺めていると,時の経つのを忘れてしまいそうである。

根場浜を出たのはもう4時過ぎくらい。今は日が落ちるのが早いので,そろそろ帰路へ。しばらく西湖北岸に沿って走り,そのまま川口湖岸を走っている内には真っ暗になってしまった。そして,川口湖大橋を渡って,富士パノラマラインへ。川口湖ICから中央高速に一旦乗ったのだが,談合坂近辺で15km以上の渋滞ということだったので,大月で降りて国道20号線で帰って来た。20号線もしばらく混んでいたし,くねくねしていて道程も長いので,どちらが速かったかは分からないけど。その道中で,「日本三大奇橋」のひとつという,「猿橋」の案内板を見かけた。「三大奇橋」なんて初めて聞いたけど,なかなか珍しい橋らしい。他の2つは岩国の錦帯橋と日光の神橋なんだとか(徳島のかずら橋を含めることもあるそうだ)。錦帯橋と神橋は見たことがあるので,今度来た時は忘れずに猿橋も見に行ってみたいものである。


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