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濃霧の日光 [日記]

華厳滝の観瀑台周辺の状況...。観光客はちらほら来ていたが,見えないものはどうしようもない。

家を出た時に目指していたのは,秩父。今年は名物の芝桜を是非見に行きたいと考えていたのだが,ピークはどうもゴールデン・ウィーク中になりそう。例年ものすごく混むらしいので,満開じゃなくてもいいから,1週間前に行ってみようかという訳だ。しかし,羊山公園HPの開花状況を見ると,このところの気温の低さで,開花が遅れているらしい。天気も今ひとつだし...と気分が盛り上がらなかったところへ,首都高の案内標識に「東北道」の文字。しばらく行ってない方面だったので,ついついつられてそっちの道へ...。

東北道といっても,本当に東北まで行けるはずもないが,昔よく訪れた,日光・那須くらいまでならなんとかなるのでは? 行き当たりばったりなので,どのくらい時間がかかるかも分からないまま,行けるところまで行ってみようという,いつものスタイル。宇都宮まで100kmとか表示されていて,3ケタあると結構遠くに感じてしまうが,時速100キロで1時間の計算だから,無理ではなさそう。途中SA/PAに寄り道しながらにも関わらず,宇都宮ICを通過したのは,出発してからちょうど3時間後のことだった。意外に早い。

いろは坂を登った上は,まだまだあちこちに雪が残っている。日が出ていないと肌寒い。

宇都宮ICから日光宇都宮道路へ入る。ずっと曇天ではあったのだが,ここへ来て小雨がぱらついてきたようだ。今日は,雨は降らないと思っていたのに。日光まで来ると,まだ気温が低いせいか,まだかなり桜が残っている。特に,徳次郎ICを過ぎたあたりから,右手の方に見える国道沿いの桜並木はなかなか見事。後で調べたところによると,日光街道の桜並木は16キロにも及ぶもので,桜の名所として有名なのだそうだ。日光街道といえば,杉並木しか知らなかった私は不勉強。

日光に来たら,まずは華厳滝,という訳で,終点の清滝ICまで行って,いろは坂へ向かう。空はすっかり雨模様。もともと天気が悪かったので,ショックはない。しかし,第二いろは坂を登り始めてびっくり。ものすごい霧なのだ。5メートル離れると,前の車が見えないくらい。九十九折りのいろは坂なのに,道がどっちに曲がっているのかさっぱり見えないのである。まさに濃霧。先日の小諸よりも,さらに激しい。一方通行なので,対向車を気にしないで済むのがまだしもの救い。晴れてれば下界の景色が綺麗なのだろうけど,まるで雲の中にいるようで何も見えない。まぁ,たまにはこんなのもいいか。途中,明智平の展望台があるのだが,さすがに人気がなかった。

華厳滝エレベータ乗り場。ここにこんなコト書くくらいなら,駐車場入口にも看板出してくれ...。

こうなると心配なのは,華厳滝を拝めるのかどうか。確か,すぐそばで見るものではなかったはずなので,霧が出ていたらダメかも。いろは坂を登りきって,中禅寺湖に近付いても,相変わらずの濃霧。華厳滝の観瀑台そばの駐車場も真っ白。こんな状態でも,駐車場は有料(310円)らしい。でも,せっかく来たのだからと,ダメ元で車を駐める。

案内板にしたがって進んで行くと,滝の轟音が聞こえてくる。しかし,案の定,音のする方向は真っ白で何も見えない。ここには華厳滝エレベータなるものがあって,滝壺近くまで降りて行って,間近から滝を見ることが出来るらしいのだが,乗り場のところには「華厳滝は見えませんが」の表示。あらあら。今回は,華厳滝には縁がなかったということかな。土産物屋のおじさんの話によると,朝方は晴れていたとのこと。自然には勝てないし,まぁ仕方ないね。

華厳滝はあきらめて,龍頭の滝へ向かうことにした。ここはすぐ目の前に滝を見られるので,多少霧があっても見えるだろう,という淡い期待。中禅寺湖の湖畔の道を通って,戦場ヶ原方面へ。左手の湖の方も霧が立ちこめて全く見えない。天気がいいと綺麗なんだけどね。これまた残念。

次回へ続く...。


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