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華厳滝は見えなくとも [日記]

龍頭の滝。個人的には,日光まで来たら外せないスポットの一つ。

龍頭の滝は,中禅寺湖畔を走ってる国道120号線が,湖から離れて山の方へ入っていくところの,ちょっと先にある。滝の目の前にどーんとお茶屋の建物が建っていて,そこからじゃないと見えないのだが,別に料金を取られるわけではない。勿論,お茶屋の中から窓越しに滝を見ることもできるので,滝見団子と洒落込むことも可能。

龍頭の滝の名前の由来には諸説あるようだが,滝の姿を龍の頭に見立てたという点では共通しているようだ。ここもうっすらと霧がかかっているのだが,それはそれで少し幻想的に見えて良いのかもしれない。ゴツゴツした岩肌と,木々の緑と,溶岩の上をしぶきを立てて流れてくる2つの水流が調和して,とても美しい滝である。

せっかく一眼レフを持ってきているので,よくある滝の写真のように,シャッター速度を少し遅目にして撮影。といっても,横着して三脚は使わず,お茶屋の観瀑台の手すりで固定しただけなのだが,意外とブレずに撮れた。なんとなく絹糸のような流れに撮れたみたい。もっとも,絵としては綺麗なのだが,滝としての豪快さが伝わらないような気がしなくもない。

湯滝。滝の上には湯ノ湖がある。滝下から登っていく遊歩道があるのだが,雪で閉鎖中だった。

龍頭の滝まで来たら,湯滝もすぐそこ。戦場ヶ原の真ん中を突っ切って120号線をさらに行く。戦場ヶ原にも,少し薄くはなったけど,霧がたち込めている。山もよく見えない...と思っていたら,急に男体山が一部見え始めた。そちらの方には青空も。おおっ! と思いながら走って行くと,見る見る青空が広がって,男体山はすっかり姿を現した。こんなことってあるんだなぁ。青空を背景にして,まだ雪が残っている姿が映えて美しい。路肩に駐めて写真を撮ろうかとも思ったのだが,まずは湯滝ということで,そのまま通過。

湯滝に着いた頃には,頭の上に見える部分には雲ひとつなく,日差しがとても暖かい。湯滝周辺にはまだあちこちに雪が残っている。そして,久し振りの湯滝。最後に観たのは,恐らく20年以上前の冬で,氷瀑だったはず。

湯滝は,滝上からストンと落ちるのではなくて,急斜面の岩肌を水が滑り降りてくるタイプの滝。岩の表面の凹凸によって,白い水流が複雑な文様を見せてくれるのがとても美しい。滝壺近くの観瀑台から見上げる姿がまたいい。滝壺で激しく水しぶきが発生する滝ではないので,のんびりと滝を眺めていることができるのもポイント。ここも,とても好きなスポットの一つなのである。

しばし湯滝を堪能した後,もう時間も4時をだいぶ回っていたので,引き返すことにした。途中,男体山の写真を撮ろうと思ったら...なんと,すでに雲と霧ですっかり見えなくなってしまっていた... orz 本当に山の天気は変わりやすいと実感。やっぱりさっき撮っておけばよかった。まぁ,目では楽しんだからよしとしよう。華厳滝周辺は相変わらずの濃霧で何も見えず。いろは坂も,ほとんど雲の中のような感じだった。

この後,東照宮...には寄らずに,そのすぐ側のレストランで早めの夕食を取って帰宅した。帰りも,道は空いていて,所要時間はやはり3時間くらい。今回は,観光シーズンにはちょっと早い訪問だったが,また季節が良くなったら行ってみたいものである。もちろん日帰りで :-)


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