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WOWOWドラマ「プラチナタウン」 [映画/TV番組]

プラチナタウン (祥伝社文庫)
楡周平著「プラチナタウン」(祥伝社文庫)

昨日までWOWOWで放送されていたドラマ,「プラチナタウン」の最終回を観た。

このところ,エアロバイクに乗る頻度が高いので,その時に観る番組が不足中。なので,ドラマの消費が速い。これも終わっちゃって,東野圭吾ドラマ2本も今週で終わり。ウルトラマンもあと残り数話しかないのに,その後どうしようか悩ましい。

閑話休題。WOWOWのドラマは,社会派の硬派なものが多いので,テーマはツボに嵌まりやすい。但し,ドラマとしての完成度なのか,原作に原因があるのか分からないが,内容的には物足りなさを感じていることも否めない。

そういう観点でいうと,「プラチナタウン」もご多分に漏れず,といった感はある。ストーリーは,財政破綻寸前の地方の町を,その町出身でエリート商社マンだった主人公が,町長になって建て直すというお話。破綻しそうなのにも関わらず,自分の利権や保身を優先する町議会議員の姿は,まさに現在の日本の国政の縮図とも見える。真に町のためを思って新プロジェクトを立ち上げようとする町長と,利権まみれの有力議員との対立。話自体はありがちな感じだし,その逆境をどう乗り越えていくかという部分についても,そんなに上手くことが運ぶはずないだろう,というちょっと甘っちょろい印象も受ける。

ただ,逆に,観ていて余り悪い気分にならないドラマだった。甘っちょろいんだけど,本来は甘っちょろくていいはずなんだ,とも思う。利権だ圧力だって,正しいことをしようとしてる人の揚げ足を取るのが当たり前の世界って,絶対間違っているのだから。勿論,新しい事業を成功させるためには,そうした理不尽なこと以外にも,様々な困難を克服していかなければならないだろう。でも,そういった困難なら,きっと希望を持って,前向きに乗り越えて行く気持ちになれるのではないだろうか。

主演の大泉洋はなかなかの好演。脇を固める,ココリコの田中や板尾創路は,お笑いタレントだけど,俳優としてもなかなかいい味を出してて,結構好き。渡部篤郎も,エリート・ビジネスマンをやらせると,やっぱりカッコいい。でも,個人的にはやっぱり檀れいさんかな。あんな人に激励されたら,そりゃ頑張れるよねぇ^^。

原作の「プラチナタウン」(楡周平著)は,すでに文庫化(祥伝社文庫)されている。ドラマはいろいろ制約があるので仕方がないが,原作ではもう少し緻密に書かれているのだろうか。とても気になるところだが,何しろ読むべき本が山積みなので,暫く手を出すのは自粛せざるを得ない状況。「空飛ぶタイヤ」とか「下町ロケット」,「マグマ」も気になるしなぁ。まぁでも,少し時間をおいて,ドラマの筋の記憶が薄れてから読む方が,より新鮮かも知れない。


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