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FreeNASのiSCSIでハマった件 [ソフトウェア/PC関係]

FreeNASで作るiSCSIサーバー構築ガイド―Hyper‐V用ストレージに向けて

一切の説明を省いて,取り敢えず情報のみメモ。

FreeNASをVMware上で運用する時,仮想ディスクは,仮想デバイス・ノードの番号順に,ディスク0,ディスク1,...と認識されるらしい。UNIX系OSのことは詳しくないのでよく分からないが,それが普通なのだろうか。問題は,ノード番号が途中で飛んでいても,ディスク番号は連番が振られるということ。つまり,ノード番号が歯抜けの状態(例えば,0,1,3,とか)で構成してあるところに,後から仮想ディスクを追加して,それに空いてるノード番号(前の例で言えば,2)が割り振られると,FreeNAS起動後のディスク番号がずれてしまうのだ。その結果,構成済みのiSCSIのデバイス・エクステントが指すディスクの実体が,別のものにすり替わってしまう。当然,そのターゲットに接続しても,元のディスクにあったはずのファイルは見えない。ここで慌てて新規のデバイス・エクステントを作成し,それに以前のディスクを設定してターゲットを作成すると,空のHDDとして認識されてしまう。パーティションさえ見えない。どこのタイミングでかははっきりしないが,どうもパーティション・テーブルが初期化されてしまうらしい。

実際,既にデータをiSCSIのディスクに移動した後で,これをやってしまって焦った。幸い,データの上書きはしてなかったので,以前にもお世話になったTestDiskというツールを使い,見えなくなっていたパーティションを発見,修復して事なきを得たが,危ないところだった。この問題を回避するには,仮想ディスクの追加や削除によって,ディスク番号が変わらないように気をつけるしかなさそうだ。例えば,ディスク番号の若い仮想ディスクをただ削除してしまうと,確実にずれるので,サイズの小さいダミーのディスクに入れ替えるのがよいだろう。また,ノード番号が歯抜けの状態で構成してしまった場合は,仮想ディスクを追加する前に,既存の仮想ディスクのノード番号を,同じ順で連番になるように振り直しておくのが無難である。

実マシンでは試していないが,同じようなことがあるかも知れないので,ディスクの追加や取り外しの際には,注意したほうが良さそうだ。


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