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ライブ参戦記: hy4_4yh@渋谷R-Lounge [音楽]

渋谷R-Loungeのあるビルの1F。hy4_4yhのGIGの情報は,どこにも書かれていないようだった。

6/9はロックの日なんだそうな。ありがちな語呂合わせで,日本人以外には通じないんだから,どうでもいいんだけどね。で,この日に因んで,hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)が渋谷で無料ワンマンGIG(ライブのことを彼女たちはGIGと呼んでいる)をやるという。セットリストはロック縛り。hy4_4yhのワンマンに行くのにはちょっと気後れしていたのだが,無料だしいいか,と思って,観に行ってみることにした。

hy4_4yhを知ったのは,昨年12月のTHE LIPSMAXとのツーマン。勿論,THE LIPSMAXがお目当てで,hy4_4yhが誰なのかも全く知らなかった。「世界にYAVAYを発信する」って何? どういう音楽? って感じ。その時のライブは,hy4_4yhがホスト役のイベントだったので,THE LIPSMAXが先に演奏を終え,私も最前列を引き払い,後方で何が起きるのか見守ることに。そして出て来たのは,小柄な可愛い女の子2人組。ラップとかヒップホップとか(はっきり言って,この辺りのジャンルはよく分かってない)がベースの人達らしいのだが,何しろそのエネルギーが圧巻。ステージを所狭しと跳ね回り,踊り回り,まさにハイパー。あの細くて小さな身体のどこからそんなパワーが溢れてくるのだろう。ほとばしる若さにタジタジのおじさんだった訳だが,MCになると雰囲気が一変して,ちょっと舌足らずのおっとりしたトークを2人で繰り広げる。終始,明るくて元気で可愛くて,不思議な魅力のある子達だった。因みに,この場合の「可愛い」は,女性に対してというよりも,娘に対してという感情に近い。実際に娘はいないけれども。でも,自然に父親目線になってしまう。そのくらいの年齢差なもんで。

それ以来,ちょっと気になっていた2人組。少しずつメディアでの露出も増えてきているようで,出演TV番組もチェックしている。頑張ってるな~,と思うと何だか嬉しくなってしまう。ただ,じゃぁライブを観に行くか,というと,どうも心理的な抵抗が大きかった。hy4_4yhは基本的にノリノリのステージを見せるグループなので,観客も一緒に踊ったり手を振ったりする訳だ。実際,去年の12月の時も,前の方に集まったhy4_4yhのファンは大いに揺れていた。オタ芸ってのとはちょっと違うが,なんだかキメの動きがあるっぽい。私はどうもそういうのが苦手なのだ。ツーマンの時は,お目当て以外の観客は,後方で普通に観てても違和感はないが,hy4_4yhファンばかりのライブで,普通に観てたら浮くことは必定。ライブの盛り上がりに水を差すようなことがあっては申し訳ない。そんな理由で,敬遠していたのである。

でも,そうは言っても,やっぱりもう一度観てみたい気持ちもあった。実を言うと,先月,某所での新曲プロモのインストア・ライブには行ってみた。インストア・ライブなら,踊り狂わなくても浮くことはないし。しかし,時間は短いし,曲数も少ない。今ひとつ物足りない。無料GIGなら,必ずしもファンばかりじゃないかも知れないし,大丈夫かな? いや,そもそもファンじゃないと,GIGがあることさえ知らないか。なんて具合に,今回も行くか行くまいか,結構迷っていたのである。でもまぁ,こういうのは経験してみないと。と自分を鼓舞して,行くことにした。

場所は渋谷のR-Lounge。東急ハンズの向かいのビルの7階だ。エレベータが小さくて遅くて,上に登るのに時間がかかる。エレベータのドアが開くと,もうそこは受付で,1ドリンク代500円だけ支払う。なんか狭い。DJブースの前に,奥行き2メートル弱の壇(ステージ?)があるだけで,一体どこでやるつもりなのか謎。蓋を開ければなんてことはない,バックは完全打ち込みの,カラオケ形式だった。12月のライブもロック・バージョンだったのだけど,あの時はバンドがいたので,今回もそうなのかと思っていた。ちょっと残念。でも,こっちの方が通常のスタイルなのかも知れない。

2人のパフォーマンスについては,いつも通り元気一杯。狭いステージを隅から隅まで跳ね回り,髪を振り乱して踊り,熱唱。この子達を気に入っている理由のひとつは,何しろ声がいいということ。音程もしっかりしてるし力強い。見た目から,アイドルのような細い可愛い声を想像してたらびっくりする。2人で歌うところは,綺麗にハモってる。デス声(っていうの?)だって,軽くこなしちゃう。とにかくちゃんと音楽しているのだ。紛れもないプロなのである。それを,ちょっとお惚けのおっとりキャラで包み込んで,とがった感じに見せないのが魅力なのかも知れない。

演奏したのは,予告通りロック・チューンばかり。曲そのものは,あまりバリエーションがないというか,どれもちょっと似たような印象なのが残念。そういう意味では,ロックの日のロック縛りというのが裏目。Funkotとかヒップホップの曲も聴きたかったな。ロック・チューンがダメというのではなくて,あくまでもバリエーションの問題。でもまぁ,彼女たちが歌って踊る姿を見てるだけで楽しくなってくるので,それさえ大した問題ではない。あ,でもカレーライスの歌は可愛かったな。

そんな訳で,あっという間の約1時間。アンコール(自分で「アンコールはこの後すぐ」みたいなことを言って退場(?)して行ったのだが)は,新曲の「LOVE GENOME」。本日唯一のラップだった。

物販では,ハイレゾ音源を含む限定品パックを先行発売,という話だったのだけど,終演後あっという間に長蛇の列になってしまって,まぁいいか,と思って退場。ハイレゾ音源は,WAVファイルを収めたUSBメモリでの提供だったみたい。ところで,このWAVファイルを,hy4_4yhの2人は「ワブ・ファイル」と呼んでたけど,巷では普通にそう呼んでるのかな。本来は「WAVEファイル」なので「ウェーブ・ファイル」なんだけどなぁ。分かるからいいと言えばいいけど。


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