アガパンサス [カメラ]
最近街なかで,割とよく見かけるアガパンサス。 |
以前も書いたように,元々花にも花の名前にも関心がなくて,誰でも知っているような花ですら,実物がどんなものか認識していないことが多い。それでも,一眼レフで花を撮ったりするうちに,少しは興味が湧いてきた。といって,花の図鑑を買って調べるまでには至っていないのだが。
で,最近,道を歩いていて,路傍の植え込みによく見かける花が気になっていた。ゆりのような花弁で,根元からすっと長く伸びた茎の先に,打ち上げ花火のように放射状に,たくさんの花がついている。色は紫のものと,白のものがある。ふと気づくと,特にどこの地域ということなく,ほんとうにあちこちに咲いている。以前はそんなに見かけた記憶はない(気付いていなかっただけかもしれないが^^;)のだが,こういうのも流行り廃りがあるのだろうか。
この花の名前を調べようと思ったのだが,これがなかなか難しい。撮った写真で検索できれば簡単なのだろうが,そういうサービスはあるんだろうか。文字にすると,キーワードにできる情報が,私には色以外思いつかないのだ。そんな訳で手をこまねいていたのだが,Googleで,たまたま何かのキーワードでヒットした画像が,まさにこの花だった。名前を,「アガパンサス」というらしい。生まれてこの方,聞いたこともない名前なので,知らなくても無理はないだろう。因みに,和名は「紫君子蘭」というのだそうだ。紫の君子蘭なのかと思いきや,君子蘭とはなんの関係もないらしい。単に,形が似ているということで名付けられたのだとか。なんと大雑把な。しかも,「紫」と付くのに,白い花もあるという。花の名前には,安易に色を含めるべきではないのかも知れない。
なお,Wikipediaによれば,紫君子蘭はユリ目ユリ科で,君子蘭はユリ目ヒガンバナ科である。「蘭」とつくのに,ラン科でさえない。やっぱり花の名前は難しい。研究者の方たちは,こんがらからないのだろうかね。
全然関係ないが,随分昔に書いた記事で扱った,韓国語の「クンシロン」という言葉を思い出した。
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