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いざ山北散策へ [日記]

ゴールデンウィークの出だしは好天。特に今日2日目は,昨日を上回る,雲ひとつない快晴。元々アウトドアなタイプではないが,これだけ天気が良いと,どこかへ出掛けないと損をするようにさえ感じるほど。ま,こんなところでも貧乏性ってことなのだが。

で,どこへ行こうかしばし考えて,結局,以前から一度観てみたいと思っていた,「洒水(しゃすい)の滝」へ行ってみることにした。これは,神奈川で「日本の滝百選」に選ばれている,2つの滝のうちのひとつ。因みに,もう一つは「早戸大滝」で,宮ヶ瀬湖に注ぐ早戸川の上流にあり,素人が簡単には近付くことが出来ない。そんな事情もあり,洒水の滝は,神奈川ではなかなか貴重な滝なのである。

洒水の滝は,山北町にある。近くまで車で行けて,ちゃんと駐車場もあるようなのだが,いかんせん今はGW。山北なら,東名の大井松田ICからすぐなのだが,東名で行くと,普段の週末でさえ,行きも帰りも渋滞に巻き込まれる可能性が高い。GWとなれば尚更だろうから,それは避けたい。そこで調べてみると,洒水の滝は,JR御殿場線の山北駅から,徒歩30分程度だということが分かった。それならその方が楽そうだし,時間的にも早そうだ。という訳で,今回は鉄道を使うことにした。

JR御殿場線 松田駅のホームから見えた富士山

山北へは,まず小田急線で新松田まで行き,そこでJR御殿場線に乗り換えて,松田駅から山北駅まで。小田急線は,秦野を過ぎるとだいぶすいた。進行方向左の座席に座っていたのだが,向かいの車窓から見える丹沢の山なみが素晴らしい。すると,渋沢駅の前後くらいだろうか,突然目の前に巨大な富士山が出現した。ほぼ車窓いっぱいと言っても良いくらいの,立派な富士山だ。この辺りからだと,こんなに大きく富士山が見えるのか。富士山は,まだ下の方まで雪が残っており,背景の青空に映えて美しい。新松田駅に到着したら,是非とも写真を撮ろうと楽しみにしていたのだが,近付くに従って,手前の山で下の方が見えなくなってきてしまって,ちょっと残念。新松田に着くと,さらに電線やら建物やらが邪魔をして,なかなか良いアングルがない。ズームで,最大限余分なものが写らないように切り取ったのが,右の写真。車窓から見えたのはもっと迫力があったのだが,まぁ仕方ない。

新松田でJRに乗り換えようとしてびっくりしたのは,SUICA等のカードが使えないこと。今時,神奈川にそんな駅が残っているとは知らなかった。目と鼻の先の,小田急の新松田駅では使えるのに。よっぽど利用客が少ないのかと思ったら,そうでもない。御殿場線も,編成は少ないものの,結構な混雑だ。JRはちょっと怠慢なんじゃないか? なんて,少々腹を立てていたら,山北駅に到着してさらにびっくり。こっちはなんと,券売機すらない。窓口で係員に行き先を告げて買うのである。しかも,対応がのんびりしてるので,発車時刻ギリギリに来たら,乗り遅れること間違いなしだろう。どこの山奥の村まで来てしまったかと,一瞬錯覚に陥ってしまった。

JR御殿場線 山北駅の南側にあったミカンの木

そんな駅なので,滝に向かう前に,帰りの電車の時刻を確認。国府津方面は,9時から12時まで,なんと1時間に1本で,13時台に至っては0! その後,14時から18時までは1時間に2本だ。想像していた以上に本数が少ない。帰りは14時過ぎになるだろうが,それにしても下手をすれば30分は待つ計算だ。といっても,徒歩なので,いつ向こうを出たら間に合う,という保証はない。駅前には時間を潰すようなところも見当たらないので,持ってきた本をホームで読むくらいしかなさそう。いつも車で移動していたものだから,山間の観光地ってこんなもんだ,というのをすっかり忘れていた。これもまぁ,仕方ない。

駅を出て右手に,「ふるさと交流センター」というのが見えたので寄ってみたら,「やまきたお散歩マップ」というのをくれた。初めて聞く名前だが,昔,「河村城」というお城が近くにあったそうで,その跡地が公園になっているようだ。その城址公園を通って洒水の滝へ行くコースが紹介されている。せっかくなので,そのコースを歩いてみることにした。

ところで富士山はどうなったかというと,これが近くに見える山に阻まれて,頭の先さえ見えない...。ちょっと残念な印象の山北であった。

長くなってきたので,次回に続く。


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